法学部長
甲斐 睦教
1.法学部でもパソコンを必携とし、ご自宅でもWi-Fiなどのネット環境の整備をお願いしています。最近のコロナ感染拡大中は、ネットによる授業を配信せざるを得ない事態となりました。現在は、ほぼコロナ禍以前の対面授業に戻っていますが、必要な事態が起こればzoom対応もできる体制となっています。
2.コース制に合わせて、それぞれの学生が興味をもっている分野を深堀します。
入学時に、次のコースから進路を選ぶことができます。
① 行政システムコース(行政学系):行政の仕組みや、国・地方公共団体と市民との間の法律関係を扱う「行政法」に関連する科目を多く勉強することができます。
② 法律実践コース:憲法(人権)・民法概論・刑法総論などの必修科目に加え、物権法・債権法・会社法・などのコース指定科目を学びます。法曹界だけでなく企業の法務部を目指す方に適しています。
③ グローバル社会コース:法律の基礎的知識に加え、様々な社会現象や人間の行動など幅広く社会の仕組みを学びます。複雑化する現代社会において、教育・企業など各方面で活躍を目指す方に適しています。
④ スポーツ法学コース:法律の専門科目だけでなく、スポーツに関連した法律学やマネジメント科目を勉強することができます。スポーツに関連する職業やスポーツの経験を活かす職業、民間企業を目指す方に適しています。
3.進路研究演習、専門ゼミなどキャリア教育が充実しています。
1年生から4年間、全員必修の教養ゼミとして「進路演習1~4」を開講しています。平均15名程度の学生が進路演習を通して仲間としての自覚が生まれ、コミュニケーションが取れるようになります。また、専門ゼミも全員の必修科目としています。4年次に卒業論文として研究テーマをまとめ上げます。社会について学び、諸問題を法的な思考力を使って読み解くトレーニングをここでもおこなっています。
4.勝ち負けだけではなく、よりよい解決を求めて、調整能力を鍛えます。
憲法・行政法レベル、民事法レベル、社会学レベル、さらに課題によっては関連する法律の検討を加え、解答を求めるトレーニングをおこないます。それぞれの立場を理解しながらより良い解決策を求めて議論をするなかで調整の大切さを学びます。
社会について多角的に学ぼうとする方々の参加を心から歓迎いたします。