令和8年8月1日(土)13時00分から14時30分まで、「AIと人間の共生」学生研究発表プロジェクト 高校生事前学習会を開催しました。
本プロジェクトは、令和8年10月15日に開催予定の経営学部エコノデータサイエンス学科新設記念シンポジウム「AIと人間の共生」に向けて、本学学生が4つの班に分かれて研究発表を行う教育・研究活動です。学生は、AIについて単に調べるだけではなく、大学生活、地域、仕事、学び、創作、生活などの現場から課題を見つけ、AIを活用しながら、AIと人間がよりよく共生するための方策を提案することを目指しています。
このたび、本プロジェクトに、県内6つの高等学校、日南振徳高校、鵬翔高校、宮崎工業高校、宮崎商業高校、都城商業高校、富島高校から、合計10名の高校生が参加することになりました。今回の事前学習会には、このうち8名の高校生が参加しました。
当日は、はじめに大村学長から挨拶があり、続いて司会を務める吉田教授から本プロジェクトの趣旨と高校生参加の位置づけについて説明がありました。また、奥村経営学部長、プロジェクト責任者の本村教授、Cナビ運営委員長の徳地教授、学長室事務局関係者も出席し、高校生を迎えて今後の活動に向けた共通理解を深めました。
学習会では、高校生の自己紹介に続き、AI活用アドバイザーである岡夏樹教授によるAIミニ講義を実施しました。岡教授からは、生成AIの基本的な使い方に加え、AIを「答えを出してくれる道具」として使うのではなく、問いを深め、課題を整理し、解決策を考えるためのパートナーとして活用する視点について説明がありました。
今回、高校生が本プロジェクトに参加することには、大きな意味があります。AIは、大学生だけでなく、高校生にとっても、学習、進路、創作、情報収集、日常生活に関わる身近な存在になりつつあります。一方で、AIの答えをどこまで信じてよいのか、AIにどこまで任せてよいのか、AIを使う人と使わない人の間にどのような差が生まれるのかといった課題もあります。
高校生の参加により、大学生だけでは気づきにくい視点が加わります。高校生活の中で感じるAIへの期待や不安、進路や学習におけるAI利用の実感、地域で暮らす若い世代としての問題意識は、本プロジェクトにとって非常に重要な意見となります。
今後、高校生は、9月5日(土)に開催予定の中間合同報告会から各班に加わり、大学生とともに検討を進めます。4つの班では、次のテーマに基づいて研究発表の準備を進めています。
| 班 | テーマ | 主な検討内容 |
| A班 | AIと人間の役割分担 | AIに任せられる作業と、人間が担う判断・責任を考える |
| B班 | AIと感性・創造性 | AIは創造性を広げるのか、似た発想にしてしまうのかを考える |
| C班 | AIと倫理・責任の所在 | AI利用で問題が起きた場合、誰が責任を負うべきかを考える |
| D班 | AIと生活スタイルの変化 | AIによって学び、生活、地域との関わりがどう変わるかを考える |
各班では、大学生がこれまで進めてきた研究内容に、高校生の視点を加えながら、10月15日のシンポジウム本番に向けて発表内容を磨いていきます。高校生には、専門的な知識を求めるのではなく、高校生としての率直な疑問、AIへの期待や不安、学校生活や地域生活の中で感じる課題を出してもらうことを期待しています。
本学では、本プロジェクトを通じて、大学生と高校生がともにAI時代の学び、仕事、生活、地域社会のあり方を考える機会をつくっていきます。AIの答えをそのまま受け取るのではなく、AIと対話しながら問いを立て、根拠を確認し、自分たちの言葉で考えをまとめる力を育成することを目指します。
今回の高校生参加を契機として、本プロジェクトは、大学内にとどまらない高大連携型の学びへと発展していきます。若い世代がAIとどのように向き合い、どのように人間らしい判断力や創造力を発揮していくのか。大学生と高校生がともに考えることで、10月15日のシンポジウムに向けた研究発表をさらに充実させていきます。
(文責:宮崎産業経営大学経営学部 エコノデータサイエンス学科長 本村信一)
写真1:事前学習会の集合写真
写真2:本村エコノデータサイエンス学科長による挨拶
写真3:岡夏樹教授によるAIミニ講義
AI活用アドバイザーの岡夏樹教授が、生成AIの基本と課題解決への活用方法を説明しました。
写真4:高校生自己紹介写真
参加高校生が、AIへの関心や今後考えてみたいテーマについて自己紹介しました。
・日南振徳高等学校 濱岡優里
・鵬翔高等学校 芥田琥宇
・鵬翔高等学校 黒木優愛
・鵬翔高等学校 坂下颯汰
・都城商業高等学校 宇野輝
・都城商業高等学校 松下心響
・宮崎工業高等学校 杉虎之輔
・宮崎商業高等学校 本地川結梛
写真5:学習会の様子





