11月2日から3日に静岡県下田市白浜大浜海岸で開催された「第42回 秋季全日本学生サーフィン選手権大会」にて見事団体優勝を果たしました。個人戦では優勝した1年生の染矢君、大野さんの他にも、ボディーボードの部で植田彩花(営4年)さんが準優勝、WOMENの部で山本麻里乃(営3年)さんが3位、そしてMENの部では河田樹(営3年)君が4位、山田貴豊(営3年)君が5位、森園雅貴(営2年)君が6位、児玉椋(営1年)君が7位、酒井祐太郎(営3年)君が8位入賞しました。
「第42回 秋季全日本学生サーフィン選手権大会」団体優勝。染矢敏史君(FRESH MEN)と大野カイリさん(FRESH WOMEN)は個人優勝!
経営学部合同ゼミ(出山実、柚原知明)による社会医療法人同心会「古賀総合病院」研究視察報告!
去る平成25年11月11日(月)、本学経営学部の出山実ゼミ(財務会計論、情報会計論)と柚原知明ゼミ(経営組織論、経営戦略論)は、合同ゼミによる社会医療法人同心会「古賀総合病院」への研究視察を行ってきました。
社会医療法人同心会「古賀総合病院」は、内科・外科を中心に25の診療科で構成されており、宮崎市郡北西部を主な医療圏とした中核病院であり、地域医療施設と連携を行っている急性期疾患を対象とした宮崎県を代表する総合病院です。 本研究視察の実現に際しては、社会医療法人同心会「古賀総合病院」の院長「今村卓郎様」より本学合同ゼミ活動に対するご理解を賜り、受け入れ許可をいただきました。また、ご対応いただきました社会医療法人同心会理事「丸山博史様」をはじめとする関係者の皆様に篤く御礼申し上げる次第です。
下記の通り、本研究視察に関する1.研究視察日時・訪問先、2.写真集、3.参加したゼミ学生の感想、4.柚原知明先生の研究視察総括、についてご報告いたします。
1.研究視察日時・訪問先
○研究視察日時: 平成25年11月11日(月)14:30~17:00
○訪問先(所在地住所): 社会医療法人同心会「古賀総合病院」
(宮崎県宮崎市池内町数太木1749-1)
2.写真集
写真1 ご説明をしていただいた丸山博史理事と小森洋主任
|
写真2 ご説明に聞き入る学生たち①
|
写真3 ご説明に聞き入る学生たち②
|
写真4 病院内の見学シーン①
|
写真5 病院内の見学シーン②
|
3.参加したゼミ学生の感想
(経営学部2年生出山ゼミ 中田愛珠さん)
今回、地域医療支援病院である古賀総合病院に研究視察に行き、現在の複雑化・高度化した医療の現状について学習することができました。古賀病院は民間病院で、社会医療法人という医療外事業から得られた利益を、医療事業に投資してもよい医療法人です。地域社会に必須な医療だとしても、需要の大きい医療でなければ、赤字になってしまうそうです。そこで自立的に公益性のある医療サービスを担うことで、他の事業・医療に投資をし、需要はあるが慢性的な赤字を抱える医療を支えています。全国と比較して、病床数に対して医者が少ない病院で、こうしてさまざまな医療サービスを行い、且つ、コ・メディカルと専門医が協力しながら治療をして、多くの患者の入退院までの過程を支えていることにとても感心しました。
(経営学部2年生出山ゼミ 安樂裕規くん)
前回に引き続き2回目となる病院の訪問となり、どのようなお話をお聞かせいただけるか大変楽しみでした。お話をお聞かせいただいて印象に残ったのは、現在の宮崎県全体の医療問題に焦点を当てたお話でした。「宮崎県は果たして本当に医者不足に陥っているのか」から始まり、病院のたらい回しの実情等現場で働かれる方々の生の声を聴けて大変ためになりました。
会計の面からは、人件費比率の高さについて聞かされた時は大変驚きました。それぞれ病院には特色が存在し、それをどのように患者さんや地域の人に伝えるための病院側の努力など面白い話も聞けました。
宮崎県の医療問題は、他人事ではなく日頃から注意して情報を収集する必要があると感じました。
(経営学部3年生柚原ゼミ 山﨑納津美さん)
病院の視察は今回が2回目で、どのようなお話が伺えるかとても楽しみでした。病院に到着して、私がまず思ったのは、大きくてきれいな病院だということでした。最初に病院の概要についてご説明いただき、職員数の多さに驚きました。また、各部門でどのような資格を持った方々が、どのような仕事をしているのかについて大変詳しくご説明いただきました。さらに、医師不足やDPC(診断群分類別包括制度)、診療報酬などについてご説明いただき、医療の変化や病院に求められていることについてより理解を深めることができました。
今回の視察で得たことを、これからの研究に役立てていきたいと思います。お忙しい中、貴重なお時間を頂きありがとうございました。
(経営学部3年生柚原ゼミ 甲斐美帆さん)
今回、古賀総合病院を視察することが出来て大変勉強になりました。普段の生活のなかでは、病院の経営や抱えている問題、力を入れて取り組んでいることなど深いところまでは知ることは出来ません。しかしながら、研究視察という貴重な場を与えてもらったことで様々なことを知ることが出来ました。実際、今までメディアで聞いてきた病院間での患者のたらい回しの問題も、受け入れたくても受け入れられないという病院側も拒なければならない理由があることを始めて知りました。他にも、日々進化している医療技術の進歩や医者や看護師不足の問題についても学ぶことが出来て、とても身になる時間でした。
大変お忙しい中、貴重な時間を割いてたくさんのことを教えてくださった古賀総合病院の皆様には心より感謝申し上げます。
4.柚原知明先生の研究視察総括
今回の研究視察は、宮崎県を代表する規模(診療科目25科、医師・看護婦・職員数725名、病床数363)を誇る社会医療法人同心会「古賀総合病院」を対象に本学合同ゼミ(出山実、柚原知明)として2回目の医療機関への訪問となりました。社会医療法人同心会「古賀総合病院」の院長「今村卓郎様」からは、本学合同ゼミの研究視察に対するご理解を賜り、理事「丸山博史様」をはじめとする関係者の皆様から心温まる懇切丁寧なご対応をいただきました。
今日における医療を巡るわが国の状況は、国民医療費の増加、高齢化の進展、医療技術の高度化・複雑化・多様化、医療機器の高額化、医師と患者間における情報の非対称性、医療機能の分化、地域における限られた医療資源の効果的活用に向けた医療機関の連携化等、様々な課題に晒されております。また、患者への医療提供の特質には①無形であり貯蔵が出来ない、②救急患者が存在し需要予測が困難、③治療内容の高度化・複雑化・多様化、④経済合理性としての効率性や生産性だけの追求が困難、⑤尊い人命を預かるという道義的・倫理的な責任を伴う等の課題が存在しております。社会医療法人同心会「古賀総合病院」は、2008年7月1日厚生労働大臣より「DPC/PDPS(Diagnosis Procedure Combination/Per-Diem Payment System)」の指定を受けております。従来までの全ての診療内容に対して医療費の合計を算出する「出来高払い方式」から診断群分類に基づいて一部の医療費を定額で算定する「包括払い(DPC/PDPS)方式」による1日当たりの定額報酬算定制度(支払い制度)を導入しております。具体的には、患者の病状に応じて一部の医療費を定額で算定する包括評価部分(投薬、注射、処置、検査等)と出来高評価部分(手術、麻酔、リハビリ等)の組み合わせによって入院費が算定されます。これらの「包括払い(DPC/PDPS)方式」は、今日において「医療の質の向上と標準化」、「効率的・効果的な医療」、「透明度の高い医療」提供を目指して多くの病院で導入されております。ゼミ学生諸君においては、今日における病院経営を取り巻く多様な課題に関して、「包括払い(DPC/PDPS)方式」導入を含めた医療システムの抱える複雑さと奥深さを十分に感じてもらったと思います。
本研究視察終了時には、山﨑納津美さん(柚原ゼミ3年生)が合同ゼミ学生全員を代表して御礼の挨拶を行ってくれました。これらの経験は、今後における本学での学習、及び将来の職業人生において必ず貴重な経験になるものと思います。ゼミ学生諸君は、研究視察(本学の授業含む)において常に高い問題意識を持ちながら質問や意見を整理して積極的に発言する姿勢が重要です。質の高い質問や意見は、訪問先のご対応いただいている関係者の皆様に対する礼儀でもあります。ぜひ、今後においても継続的に研鑽を積み上げていってもらいたいと思います。
最後になりましたが、私たちの研修視察に対してご許可をいただいた社会医療法人同心会「古賀総合病院」の院長「今村卓郎様」、及び受け入れ準備と心温まる懇切丁寧なご対応をいただいた理事「丸山博史様」をはじめとする関係者の皆様に篤く御礼申し上げる次第です。今後における社会医療法人同心会「古賀総合病院」の地域医療へのご貢献とご発展を心より祈念申し上げます。
以上
(編集 経営学部/出山実)
法学部 村田ゼミによる、九州大学鶴田滋ゼミとの合同ゼミ報告
宮崎産業経営大学(以下、産経大)法学部村田治彦ゼミは、去る平成25年9月20日(金)から9月22日(日)2泊3日で福岡に行き、九州大学(以下、九大)の鶴田先生のゼミと合同ゼミを行ってきました。
合同ゼミ当日には、村田ゼミ7名(2年生6名、3年生1名)、鶴田ゼミ4名(3年生1名、4年生3名)が参加しました。
ゼミの内容は「当事者からの主張の要否-所有権喪失事由」(最判昭和55・2・7民集34巻2号123頁、最判昭和57・4・27判タ471号105 頁)を題材にした判例研究でした。
初日の夕食会には井上弘樹教授(現熊本学園大学、元宮崎産業経営大学、当日、九弁連・福弁連主催の「債権法改正研修」出席)、2日目の懇親会には弁護士2名、裁判所事務官1名、裁判所書記官1名のゲストに来て頂くことができました。
下記に1.日時とスケジュール、2.写真集、3.参加したゼミ学生の感想、4.村田の総括を、ご報告いたします。
1.日時とスケジュール
日 |
行 程 |
行 事 |
9月20日(金) |
宮崎 (10:43) 発 高速バス 18:00~20:00 |
福岡地方裁判所(写真1) |
9月21日(土) |
13:00~17:00 |
魚市場(写真3) 九州大学(写真4) 久留米の夜(写真8) |
9月22日(日) |
久留米発 電車 博多駅(1805)発 高速バス |
天神散策 |
2.写真集
![]() |
![]() |
写真1 福岡地方裁判所 | 写真2 夜の食事会(博多もつ鍋) |
![]() |
![]() |
写真3 ゼミ前の朝食の海鮮丼 | 写真4 九大正門前にて記念写真 |
![]() |
![]() |
写真5 合同ゼミの場面 | 写真6 村田ゼミ作成のレジュメ |
![]() |
![]() |
写真7 合同ゼミ後の懇親会 | 写真8 久留米ラーメン店前 |
3.参加したゼミ学生の感想
■ 新田 星(2年生)
今回の合同ゼミは、私自身、人生の転換期ではないかと思えるほど収穫の多い実りある経験になりました。
まず、今回の合同ゼミの相手が九州大学のゼミと聞いた時は、正直私自身に勉強意欲がなく、資格取得の勉強会にも積極的に参加していない状況だったので、いくら先輩が付いてきてくれるとはいえ、自分自身、ゼミの議論を深めることができないと思っていました。
しかし、先生の発破の掛け方が上手いのもあり、準備段階から参加ゼミ生一同やる気になり、資料作成や深い議論を展開することができ、自信をもって合同ゼミに臨みました。
合同ゼミ当日、村田ゼミ主導のもと始まり、前半こそ私たちゼミ生が2年生中心ということもあり、分からないところを積極的に質問していくことができ、議論を展開していくことができました。分からない問題点を聞く立場ではありながら、質問の仕方等でつたない部分もありましたが、少なからず手応えを掴むことができ、自信を持つことができました。
そうして意欲的に今回の合同ゼミに参加できて手応えまで掴めた反面、九大のゼミ生のレベルの高さに只ただ圧倒されたのも事実で、それがまたとても大きな刺激になりした。
私たち村田ゼミは問題点の整理に時間を多く割き、実務で問題になるところを数点議論しただけでしたが、約4時間の合同ゼミの後半は九大生と私たちの先輩、先生方が様々な観点から議論をしていき、正直置き去りにされた感じがありました。もちろん分からないところは聞ければ良かったのですが、議論の展開の仕方や、順序だてて論理的に話す九大のゼミ生の姿に、1つや2つしか年齢が変わらないのにこの知識量の差や問題を解釈するスピードであったりと、歴然とした差を見せ付けられたのが何よりも刺激になりました。
それで私自身、目指す道がほぼ固まったような気がして、最後はレベルの高い議論を聞くだけでしたが、楽しく聞くことができました。
合同ゼミ後は懇親会もしましたが、九大生の考え方や意識の高さ、なにより学んでることが楽しいという姿が話していて伝わってきて、自分自身の意識を変えないといけないことに気が付くことができ、現在すでに大学生活が始まっていますが、意欲的にゼミの勉強や大学の講義、資格取得の勉強にも取り組むことができています。
今回の合同ゼミでは二泊三日の内に福岡地方裁判所や九州大学内見学等もしてどれも自身の刺激になり、自身のためになる、とても実りある経験をすることができた合同ゼミでした。
■ 稲垣 圭祐(2年生)
今回の合同ゼミは本当によい経験だったと感じています。九州大学は3、4年生主体でこちらは2年生主体だったために知識の差が格段とあったため、わからないところがたくさんあったなか、こちらがわからないところを指摘すれば答えてくれるなど本当に良い人たちでした。今回の合同ゼミで自分自身の勉強不足も実感することができました。この合同ゼミをきっかけに自分自身のスキルアップにつなげていきたいです。
合同ゼミ後の懇親会では、九州大学の方だけでなく裁判所職員や、弁護士の方も出席され話を聞くことができたためとてもためになりました。
また、合同ゼミ以外の部分では、3月まで産経大に在職された井上弘樹先生とお話をする機会や、いろいろな店に食事しに行くことなどとても充実した3日間を過ごすことができました。
■ 稲桝 恵一(2年生)
1.福岡地方裁判所
時間がなく、法定内を見ることができないのは残念でしたが、福岡地方裁判所は内部の表示が非常に見やすくなっていてバリアフリーの構造になっているのが見てとれました。
2.九州大学・合同ゼミ
九州大学の図書館を見学させていただきましたが、法学図書の蔵書数が多く様々な視点から研究や学習が可能で、自習室や会議スペースといった学習環境も整えられていました。
昨年度は明治学院大学の今尾真ゼミを行わせていただきましたが、1年生だったので見学のみの合同ゼミ参加となりました。しかし、今回は実際の議論に参加でき、多くを学ばせていただきました。
議論の最中には民事訴訟法の学習が足りないところもあり、相手方の先輩方に教えていただくときもありましたが、テーマとした判例を通して、裁判手続きのどういった点が問題となっているのかこれからの民事裁判の改題は何なのか、これからの民事訴訟法の学習に活かしていきたいです。
懇親会では九州大学の先輩方から法学の捉え方や学習方法等アドバイスもいただきました。また弁護士の方や、裁判所事務官・書記官の方にもお話を聞くことができ、試験の対策方法や大学生活のあり方などご教授いただきました。
3.その他
福岡といった経済的中心地にある都市では宮崎と比べ「競争力の高い店」が望まれ、あらゆる文化が常に出入りしているのが見て取れました。
■ 塩崎 崇嗣(2年生)
1.福岡地方裁判所
法廷の傍聴は出来ませんでしたが、中は非常に整っていて綺麗な内装でした。また、裁判所が国有物であることから写真に納められず、記念撮影は苦労しましたが、それもまた良い思い出になりました。夜に裁判所の前を通った時も部屋の電気がついており、裁判所職員の方の忙しさが伺えました。
2.九州大学・合同ゼミ
九大の敷地は大変広く、その中に法科大学院が設置されているので、大学生全体に高い意識が浸透しているように思いました。中央図書館は地下まで書物が並んでおり、充実していたので良かったです。また、憲法の判例百選に出ている事件も聴き、周るだけでも楽しめました。
合同ゼミの九大の皆さんは科大学院を目指しておられたので、訴訟法上の問題に対しても堂々と持論を述べられており、議論を楽しんでいるように映りました。自分の足りない部分を九大の先輩方を見て学んだので、これからに活かしていけたらと思います。
3.その他
井上先生とは、法律の考え方のお話などをしていただいて、今もそれが活きていることを実感できたので、大変感謝しております。
懇親会では、弁護士や裁判所の方などが来られた時は、皆さんが人生目標が高いところにあり、なおかつ自分に自信を持って生きていらっしゃると感じました。それだけの努力をしてきたということが伺えたので、その姿勢を見習っていきたいです。
■平尾 拓也(2年生)
今回はいつもゼミで検討しているように、事例を踏まえて、実体法と手続法と分けて事例を見ていきました。そのうち、実体法については遺言、通謀虚偽表示について、手続法については弁論主義、釈明権、法的観点指摘義務など理解していなければなりませんでした。私が理解できているという基準は、何も見ないで人に要点を説明できることです。もし今回ゼミで説明しろと言われて説明できるとは思えませんでした。特に手続法でいうと釈明権がどのように働き、どう解釈されているかや法的観点指摘義務については理解できていませんでした。私は先輩方や九州大学の方々の説明を聞いていて話について行くのがやっと、途中から話についていくことすらできていませんでした。反論や意見が言えないことは理解していないとできないから、質問すらもどのように行ってよいか分かりませんでした。
懇親会では、九州大学の人たちとも話す機会があり、学ぶことを楽しんでいるという印象を持ちました。学ぶことを楽しむというのは、先生とも誰とも、笑いながら楽しく学ぶということです。私自身、「それをよく知る人は好む人に及ばず、好む人は楽しむ人に及ばない」という言葉がある通り学問を楽しめる人に私もなりたいと思っていました。楽しむことができるようになるには、当然のごとくその学問についてある程度理解できていなければなりません。先生が昔仰っていたことで、人は学び続けていればある一定のところでのび始めるというのがありました。そこにたどり着けば楽しむこともでき始めるのだと私は思っています。学ぶことを楽しむことができないのは、勉強不足に主たる原因があります。最初のうちは誰でも難しく、途中から分かるようになり楽しくなっていく流れは当然のことであるから、時間の許す限り少しずつでも理解していくことが重要です。したがって、続けること、つまりとにかくやる時間をつくることが重要であるから、毎日少しでも法学について学ぶ習慣をつけようと思います。
裁判所書記官、弁護士などの方からお話をお伺いする機会もありました。その中で、私は大学で学んでいる法学を用いることができるので、裁判所事務官、書記官の仕事も魅力を感じることができました。これから、進路については出来るだけ早く方針を決めたいと思いました。
■二木 希穂(2年生)
九州大学の敷地内の広さや建物の大きさ、数に驚かされました。中でも図書館は、各学部専用に図書館が設けられていて、蔵書は数もさることながら、何時のものか分らないほど年季の入ったものもあったのには驚きました。
合同ゼミは、しっかりと議論に参加できるのかという不安を抱きながら参加したのですが、私たち2年生の素朴な疑問に対してもしっかり丁寧に説明してくださり、普段自分たちだけでは勉強していても思いつかないような答えを返ってきて、一つの問題でも様々な視点から見て答えを導き出せるように柔軟な発想を忘れないことが大事なのだということを身に染みて感じました。
ゼミの終盤は知識が足りず中々発言できませんでしたが、九州大学の先輩方は知識の足りない私たちが聞いてもわかるような説明をして頂きとても有意義な時間を過ごすことができました。
その後、懇親会では、裁判所事務官の方とお話しする機会がありましたが、事件を扱う上で当事者の方々に感情移入してしまうようなこのとはないのかと質問したところ、「もし感情移入するようなことがあれば裁判の公平さが失われることになることがあるかもしれない。だから、私たちは誰の不利にならないように裁判上の手続きを公平にしっかりサポートする。」と答えていただき、どの分野の法律でも「公平」さは大事だといわれていますが、手続き法においてもいかに「公平」さが大事であるか改めて理解することができました。
今回の体験を通じて、どのような形であれ法律に携わる仕事がしたいと改めて思いました。また、九州大学の方々と行ったような活発な議論ができるようゼミ生みんなでもっと知識をつけて、楽しく学ぶ環境を自分たちで作っていきたいなと思いました。
■ 高村 宗汰(3年生)
今回の合同ゼミナールでは、判例を題材にして、実体法である民法、手続法である民事訴訟法の両方の観点からの討論ができ、自身の勉強を見直すいい機会になり、非常に有意義なものとなりました。
少数精鋭での討論会となり、少々緊張することもありましたが、お互いに意見を交換しあったり、議論をぶつけ合ったりして、短い時間ながら楽しく討論ができました。
その後場所を移しての懇親会でも、お互いの将来の話であったり、各々がしている勉強の仕方などを話し合い、ゼミナールの討論だけでない、これからの課題を見つけるうえでもいい機会であったと思います。
九大生は、自分が予想していた考え方や結論とは全く違う考え方や見方で事例を捉えて結論を出していて、その意見を伺うたびに感心させられることが多く、自分の見分を広げたり、新しい考え方を学べたりと改めて勉強している感覚でゼミナールに望むことができました。それと共に、短い時間で更に議論しようと思っていても、相手から出される質問や議論に対して、自分の意見を述べることができなかったり、返答に窮してしまったりして、議論が発展しなかったことについては、自分の勉強不足と共に、力不足を痛感することになりました。
本合同ゼミナールの実現に際して、快く承諾してくださった鶴田滋先生を始め、法科大学院の試験準備等で忙しい時期であるにもかかわらず合同ゼミナールに参加してくださった鶴田ゼミの皆様にも篤くお礼申し上げる所存です。
その後の懇親会でも、ユニークな勉強法や、法科大学院に向けた勉強に関しての悩み等、目標を持った学生としての話、同席していた裁判所事務官や書記官の方とは、現在の仕事の事情や、普段聞けない内側のお話を聞くことができました。
今回のゼミナールや懇親会を通して学んだことに、「目標を持ってそれに向かって行動すること、共にがんばれる仲間がいるのは大切なこと」ということを改めて認識できた気がします。自分の目標に向けて、残された大学生活はあとわずかではありますが、この度の経験を生かして、今後の勉強に望んでいけたらと思います。
4.総括
「日頃の教室を飛び出して、武者修行の腕試しと教室では経験できない体験をしよう!」がコンセプトでした。
3年生は昨年明治学院大学との合同ゼミを行ったので、東京に行くことも検討しましたが、費用面等の理由から、福岡に行くことが7月中旬に決まり、そこから準備することとなりました。夏休み中なので、ゼミ員の内で希望者参加となりましたが、最も参加を望んでいた3年生の1人が病院に入院し、急遽いけなくなったのは残念でした。
「負ける戦はしない」。ゼミについては、夏休み中に2・3年生で役割分担・協力して、何回かゼミを重ね、事前準備をして、自信をもって臨めるように配慮したつもりです。それでも、参加者には不安があったようですね。
九大ではゼミが週2つの曜日に割り振られており、3年生は選択科目、4年生は必修科目と2つのゼミをとることができ、鍛えられています。しかも、産経大は2年生を中心とした構成であるのに対し、九大は4年生を中心とした構成で、知識や基礎学力に差があるのは当然です。
それにもかかわらず、産経大の学生は、2年生は分からないことは質問し、3年生は自分の考えをぶつけていました。あっという間の4時間で物事は一面だけでなく多面的に見ることができ、ある問題も深く掘り下げることができ、そうすると、他の問題と根っ子のところで結びついて、複雑な課題となっていることを受け止めることができたことでしょう。そして、その点を対話・対論を通じて、明らかにして、考えていくという面白さを感じてくれたと思います。
懇親会では、未成年者中心でお酒は飲めませんでしたが、美味しい食事に舌鼓を打ち、学生間では自分たちの立場から有意義な意見交換ができたようですね。そればかりでなく、忙しい中、時間を割いてもらい、法律に携わっている実務家にも参加して貰い、日頃、机の上、書物の中で学んでいる法律について、生きた話が聴け、また、自分の将来についても考える貴重な時間を得られたものと思います。
ただ、良いことばかりではなかったですね。自分たちの手で本当に作り上げたスケジュールでなかった為、予定通り行動できず、体験できないことがあったり、忘れ物をしたり・・・。ハプニングが起きた時に、どう対処するかも学びことができました。
日頃、自分たちの住み慣れた町以外にも、いろいろな顔・文化を持ったところがあり、いろいろな楽しみ方ができる、感性で感じ、しっかりと受け止め、学んでくれたようで、夏休みの終わりの一時、貴重な体験ができ、そこから学んだことをこれからの学生生活や社会生活でも活かして行って貰いたいものです。
最期となりましたが、このような得難い機会を設けて頂いた九州大学の鶴田滋先生並びにゼミの皆様、実務家の方々には、大いに感謝していることを加えさせて頂きたいと思います。
本学サッカー部が九州代表として全国大学サッカー選手権大会の出場が決まりました!!
詳細は後程掲載いたします。
H25年度 「成年後見セミナー」(11月23日)開催 宮崎県社協・リーガルサポート宮崎・法学部
1 趣旨
いよいよ宮崎県内においても市民後見人の養成事業が始まりました。本セミナー・シンポジウムでは,平成18年の企画当初より市民後見人の必要性について熱い議論を行って参りましたが,平成25年度より宮崎市において市民後見推進事業が始まり,みやざきの成年後見制度に新たな1ページがまさに今追加されようとしています。
その記念すべき市民後見事業初年度に,「みやざきの成年後見,次の一歩へ」と題し,第1部では,成年後見制度から一歩踏み込んで,市民後見事業に携わる方であれば必ず知っておいていただきたい,今後制度の利用活用が期待される『審判前の保全処分』の解説講義を行います。もちろん成年後見制度の概要等の解説もございますので,はじめての方も安心して受講ください。
第2部では『成年後見と自治体,市民後見の動き』と題し,宮崎市の市民後見推進事業について,事業開始に至るまでの経緯や流れ,これからの課題等の報告を受けた上で,今後県内で市民後見事業を行う予定とされている市町村の成年後見等申立担当者からの視点でのコメント,学識経験者からの提案,法律実務家からのアドバイスなど,いかにして市民後見事業を県内全体で支えていくべきかについて意見交換を行います。
成年後見制度に携わる専門家の方はもちろんのこと,行政・福祉関係者のみなさま,一般市民のみなさまのご参加をお待ちしております。
さらに,『審判前の保全処分』の解説は,講師に成年後見制度の実務経験豊富な福岡県司法書士会所属加藤丈雄司法書士をお招きしております。なかなか公開講義で実施されることは希少な内容であり,審判前の保全処分で最も関わりの多い金融機関のみなさまにもぜひご参加いただきたい内容です。制度の不知がありますと,本人の預貯金を保護できなかったとして,多大な損害を賠償しなければならない場合も考えられます。ぜひ一度上記制度につきまして,ご理解ご周知いただきたく県内金融機関の成年後見制度ご担当者様のご来場も心よりお待ち申し上げております。
2 主催
リーガル・プランナー宮崎産業経営大学
社会福祉法人宮崎県社会福祉協議会
公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート宮崎県支部
共催
宮崎県司法書士会
3 日時
平成25年11月23日(土曜日 祝日 勤労感謝の日)
午後1時から午後5時まで
4 会場
JA・AZMホール別館202 (宮崎市霧島1丁目1番地1)
5 参加対象
特に制限はありません。どなたでも参加できます。
6 定員
120名(定員になり次第締め切ります。)
7 参加申込方法
別添「参加申込書」に必要事項を記入し,11月11日(月)までに事務局あてにFAXもしくは郵送にてお申し込みください。ただし,先着順で締め切りとさせていただきますのであらかじめご了承ください。
8 その他
(1)参加費は無料です。
(2)会場へのご来場には公共交通機関をご利用ください。
9 事務局及び参加申込先
公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート宮崎県支部
〒880-0803 宮崎市旭1丁目8番39-1号
(担当 毛利・日髙)
宮崎県司法書士会館内
TEL:0985-28-8599
FAX:0985-28-8537
9 日程・内容
時 間
|
内 容
|
|||||||
12:30~13:00 | 受付 | |||||||
13:00~13:10 |
開会 あいさつ オリエンテーション |
|||||||
13:10~14:40 |
第1部 テーマ:「審判前の保全処分について」 講師:福岡県司法書士会所属 公益社団法人成年後見センター・リーガル サポート福岡支部研修担当 司法書士 加藤 丈雄 氏 |
|||||||
14:40~15:00 | 休憩 | |||||||
15:00~16:30 |
第2部 テーマ:「成年後見と自治体,市民後見の動き」 パネリスト:宮崎市長寿支援課 様 宮崎市社会福祉協議会 様 串間市福祉事務所 様 宮崎産業経営大学 様 司法書士 加藤丈雄 様 コーディネーター:宮崎県司法書士会所属 |
|||||||
16:30~16:50 |
総括 あいさつ 閉会 |
|||||||
フューチャーセッション「ピンクリボンで結ぶ女性の未来」参加者募集について
セッションの目的
未来のピンクリボン活動を考えるフューチャーセッション第3弾。
これまで2回のセッションでは、ピンクリボン活動は対象者である女性の健康や生き方を考えるきっかけであったり、みんなのつながりを作ったりと、多くの可能性を秘めていることが明らかになりました。そこにピンクリボン活動の本質的な魅力があり、その魅力をもっと発信していくことがピンクリボン活動の普及に役立つと提案されました。
ピンクリボン活動の魅力は、そのまま女性の魅力にも直結します。そして、ピンクリボン活動の魅力を活かせる人は、自分や家族、友達の未来も魅力的なものにできると考えられます。そのような魅力的な女性たちは、どのような考え方で生活をしているのか、またどのようにピンクリボン活動に関わっているのか。魅力的な未来の女性のロールモデルの探索から、ピンクリボン活動に関する新たなメッセージやヒントを生み出せるのではないかと期待できます。今回はこれまでのセッションのまとめと位置づけ、ピンクリボン活動の魅力を再確認し、その魅力を生かした女性たちの未来を探るセッションを開催したいと思います。
参加方法
対 象 者:ピンクリボン活動に興味がある方ならどなたでも!これまで参加していない方も参加できます。(ピンクリボン関係者、学生、社会人、主婦の方、乳がんを体験された方、子ども連れでもOK)
定 員:30名
日 時:10月25日(金曜日) 13:00-15:30(受付は12:30から)
場 所:MRTmicc3階エメラルドホール(〒880-0001 宮崎市橘通西4丁目6-3)
参加方法:お名前、連絡先を記入の上、次のメールアドレスまでお送りください。
mideyama■gmail.com(■を@に換えてください。宮崎産業経営大学経営学部・出山宛)
※制服やスーツではなく、気軽な服装でお越しください。
プログラム
チェックイン・イントロダクション
ピンクリボン活動の現状と課題、これまでのセッションでのアイディアを参加者全員で共有します。
ワールドカフェ
ピンクリボン活動の魅力と、その魅力を生かした未来の女性のライフスタイルを考えます。
ラウンド1:ピンクリボン活動の魅力とはどのようなものだろうか?
ラウンド2:ピンクリボン活動の魅力は、女性の生き方にどのような影響を与えるだろうか?
ラウンド3:ピンクリボン活動の魅力を生かした女性は、どのような考え方で、どのようなライフスタイルで未来を生きているだろうか?
クイックプロトタイピング
共感図法を用いて女性の未来像を作ります。未来の女性から、現代を生きる女性へのメッセージも考えます。
サークル
グループごとにプレゼンテーションを行います。
チームごとに、気付きを共有し、次のアクションに向けてフィードバックを行います。]
※これまでのセッションについてはこちら(ourfuturesのホームページ)をご覧ください。
第1回セッションhttps://www.ourfutures.net/sessions/200
第2回セッションhttps://www.ourfutures.net/sessions/210
主催
宮崎産業経営大学経営学部(担当:出山)
ピンクリボン活動みやざき(担当:蛯原)
平成25年度「古城祭」のご案内
本学サッカー部卒業生の松尾那緒弥くんがビーチサッカー日本代表に選ばれました!!
本学サッカー部卒業生の松尾那緒弥くんがビーチサッカー日本代表に選ばれ9月にタヒチで開催された「2013ビーチサッカーワールドカップ」に出場いたしました。
詳細はコチラをご覧ください。
法学部 公開講座「『古事記』『日本書紀』編さん1300年記念関連公開講座」を開催いたします!
<平成25年度 法学部 公開講座>
~『古事記』『日本書紀』編さん1300年記念関連公開講座~
このたび,本学法学部では,『古事記』『日本書紀』への理解を深めることを目的に,県外からの講師も招いて,全3回の公開講座を開催いたします。詳細はチラシをご参照ください。参加は無料です。皆様のご参加をお待ちしております(各回のみの参加も可能です)。
第1回(10月5日(土)): 古事記と日本書紀~いわゆる日向神話を中心に~
講師 柴田 博子 氏(宮崎産業経営大学・法学部・教授)
第2回(10月12日(土)): 聖徳太子の構想~日本書紀編纂の意図を探る~
講師 大平 聡 氏(宮城学院女子大学・学芸学部・教授)
第3回(11月16日(土)): 記紀が生まれた時代
講師 吉川 真司 氏(京都大学大学院・文学研究科・教授)
※開講時間は14:00~16:00です
チラシはこちら
<お申し込み方法>
- ホームページ上からのお申し込み→こちらのフォームにご入力ください
- FAXによるお申し込み(チラシの申込書をご利用ください):0985-54-5334
- お電話によるお申し込み:0985-52-3111
- Eメールによるお申し込み:kouza@po.miyasankei-u.ac.jp
<お問い合わせ先>
宮崎産業経営大学 法学部 公開講座運営委員会
0985-52-3111
祝“司法試験合格” 小玉晃嗣さん(法学部平成19年卒・澤田ゼミ)
平成25年度の司法試験に、本学卒業生の小玉晃嗣さん(平成19年度法学部卒 熊本西高校出身)が合格されました。
司法試験の合格は、平成22年度に合格した長友慶徳弁護士(平成10年度法学部卒業 鵬翔高校出身)以来となりました。
今後の法曹界での活躍が期待されます!