宮崎産業経営大学



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「宮崎県立南高等学校フロンティア科1年生」 を対象にした法学・経営学ゼミナール報告

 本学法学部の石田若菜講師と経営学部の日髙光宣教授・柚原知明教授は,去る平成27年11月から平成28年3月までの5ヶ月間に渡って,宮崎県立宮崎南高等学校フロンティア科1年の生徒たち9名を対象として,各々専門ゼミナールを開講致しました。特に「経営学ゼミナール」企業研究視察の際には,経営学部の出山実准教授,山田恭子講師,竹澤恵菜助教が学習指導を兼ねた引率に協力してくれました。

 これらの専門ゼミナール開講の背景としては,昨年(平成27年10月14日) 宮崎県立宮崎南高等学校の谷口英彦校長より本学の大村昌弘学長に対して,平成28年度宮崎県立宮崎南高等学校フロンティア科2年生(文科系の進路を希望する生徒約30名)を対象とした授業(「総合科学」)の一環として研究指導の依頼が入りました。本学「高大連携センター」としては,これらの依頼に対して平成28年度研究指導の正式提供に向けて,平成27年度試行的な研究指導として法学・経営学の専門ゼミナールを開講致しました

 本学高大連携センターとしては,平成28年度6月から7月(各金曜日の午後)本学の教員(法学・経営学関連の学問領域のみならず教養・教職系も含む)によるゼミナール形式による研究指導の提供を予定しております。詳細な実施要項,教員の人選については,別途協議したいと考えております。

 宮崎県立宮崎南高等学校フロンティア科1年の生徒たちへ試行的な研究指導を行いましたので,下記にⅠ.「法学ゼミナール」報告,Ⅱ.「経営学ゼミナール」報告を致します。

 

 

Ⅰ.「法学ゼミナール」報告

 

1.目的
 「社会あるところに法あり」といわれるように,家族や学校をはじめとする複数の人間が関わる社会には必ず何らかの法(ルール)が存在しています。にもかかわらず,多くの人にとって,法は近くにあって遠くに感じるものであるのかもしれません。そこで,本ゼミナールでは,高校生に法学を身近に感じてもらうべく,まずは社会におけるさまざまな現象を法的に分析・推理・判断する面白さを知ってもらうことを目的として,全6回に及ぶ下記のような日程を構成しました。
 すなわち,講義形式で基礎知識を学んだ上で,演習形式で判例の検討を行い,最終的に裁判所で刑事裁判と民事裁判を傍聴しました。具体的には,第1回と第2回において,中学や高校における社会科系科目の延長として日本国憲法等に関する基礎知識を確認しながら,さまざまな法令に視覚的に触れました。第3回は,女性の再婚禁止期間を定める民法733条の違憲判決(最大判平成27年12月16日 裁時1642号1頁)と夫婦同姓を定める民法750条の合憲判決(最大判平成27年12月16日 裁時1642号13頁)の検討などを行いました。そして,第4回で裁判員制度を含む我が国の裁判制度について確認し,第5回で裁判所見学に行き,第6回で総括を行いました。

 

2.日程
 第1回:オリエンテーション(平成27年12月3日 16:30~18:30)
  自己紹介,指導計画,日程確認
  六法とは何か,憲法と法律の違い,など
 第2回:憲法14条1項について(平成27年12月17日 16:30~18:30)
  「法の下」の「平等」の意味と違憲審査基準
  尊属殺重罰規定違憲判決(最大判昭和48年4月4日)など
 第3回:判例の検討(平成28年1月21日 16:30~18:30)
  民法733条違憲判決(最大判平成27年12月16日)
  民法750条合憲判決(最大判平成27年12月16日)
 第4回:裁判制度について(平成28年3月3日 16:30~18:30)
 第5回:裁判所見学(平成28年3月9日 13:30~15:00)
 第6回:まとめ(平成28年3月28日 14:00~15:00)

 

3.写真

写真1. 第1回の「法学ゼミナール」の様子です。実際に六法を見ながら日本国憲法の基本原理などについて確認していきました。

 

写真2. 生徒たちの様子です。メモを取りながら真剣に聞いてくれています。

 

写真3. 生徒たちの様子です。質疑応答を交えながら講義を進めました。

 

写真4. 宮崎地方・家庭裁判所の前で記念撮影を行いました。法廷の見学や民事裁判・刑事裁判の傍聴などをさせていただきました。また,宮崎地方・家庭裁判所所長による質疑応答という貴重な機会もいただきました。

 

 

4.受講した生徒たちの感想

 

【松尾歩実さん】
 今回,この宮崎産業経営大学の法学部のゼミナールに参加してさまざまな体験や知識をつむことができました。裁判所見学は,実際の民事・刑事裁判を傍聴し,所長さんの体験談や日頃から感じていた疑問について質問でき,ゼミナールを受講しなければできなかったであろう貴重な体験ができました。また,石田若菜先生の講義でも,最近のニュースから憲法・法律の仕組みを知ることができ,法学をはじめとする世界のニュースに興味が前よりもっと湧くようになりました。
 ゼミナールを通して,ものをみる視点を増やせた気がします。今回の経験を,将来に役立て,他の分野も積極的に参加していきたいです。このような経験をさせて頂き,ありがとうございました。

 

【小坂優里さん】
 初めて法学部のゼミナールを体験して,法律や裁判への見方が少しずつですが変わってきたと思います。「裁判」という言葉を遠いものと感じていたけれど,裁判員制度を学んだことにより,世の中の出来事にしっかり目を向けて多くのニュースから学校では教わらないことを自分から調べるようにしようと感じたし,機会があればぜひチャレンジしようと決めるきっかけにもなりました。裁判所を見学し,実際に裁判を傍聴したことは自分にとってとても刺激を受けた1日でした。特に法廷内の緊張感のある空気は忘れられません。貴重な体験ばかりさせていただいて本当に充実した時間でした。これからも興味のあることを追及して,身近なものに触れていきたいと思います。

 

【木村駿之介くん】
 今回のゼミナールはとても素晴らしいものでした。特に宮崎地裁の見学が心に残っています。地裁の見学では,刑事裁判の判決と民事裁判の集中証拠調べの2つを傍聴することができました。その後,裁判所所長の講話をきくことができたり,裁判官の方と書記官の方しか着ることのできない法服などを着ることができ,裁判長の席にも座ることができて,とても貴重な経験でした。
 もちろん,地裁の見学だけでなく,石田先生の講話は憲法や法律などむずかしそうでとっつきにくいところをとてもわかりやすくかつおもしろくて頭に残るものとなりました。今回のゼミナールで得たものを自分の将来へ十二分と発揮していきたいと思います。

 

【中村優花さん】
 宮崎産業経営大学で法についてのことや様々な判例について学ぶことができました。このゼミナールで学んだ法は限りなくあり理解することが大変だったこともありましたが,法について以前より興味をもつことができ,法への見方も変わったと思います。
 また,私は初めてこのゼミナールで裁判所に行きました。ここでは,刑事裁判・民事裁判を見学し,テレビで見る法廷とはまた違った感じでした。実際に裁判官や検察官などの席にも座ることができて少し裁判官になった気分を味わわせてもらいました。
 このことをこれからの将来や学校生活で生かしていけることがあればいいなと思います。

 

【長友愛結実さん】
 今回は,ずっと憧れていた法学部の講義を受けられると聞いたので,参加させて頂きました。私は,テレビやドラマでとても興味がわいたのですが,今回の講義で分からなかったことをたくさん知れたので本当に良かったです。また,実際に裁判所に行き,めったに出来ない体験も出来たので,本当にとてもいい経験でした。法律はたくさんあり,とても難しいものですが,知れば知るほど,時代の変化やどういう目的で作られたのかが分かっていき,とてもおもしろいなと思いました。今回たくさんのことを学んだので,これからに役立てていきたいです。

 

【髙木凪沙さん】
 今回,私は法について詳しくはなかったのですが,興味があったのでこのゼミナールに参加させていただきました。授業では,判例をあげて話しあい,どの法に基づいてその判決になったのかを教えて頂き,法について詳しくない私でも理解することができました。裁判所見学では,実際の裁判を刑事も民事も傍聴することができ,私は初めて裁判を見ることができました。また,裁判員制度について詳しく教えて頂き,裁判員制度の役割について学ぶことができました。裁判所所長から直接お話しをきけ,質問をすることができました。どの質問にも一つ一つ丁寧に答えて頂き,裁判について深く理解することができました。法服を着させて頂き,実際に裁判官の座るところに座ったりなどとても貴重な体験をすることができました。
 この宮崎産業経営大学法学部のゼミナールを受けて法について以前よりも興味をもつようになりました。楽しく法について勉強することができました。今後,学んだことを役立てていきたいです。

 

Ⅱ.「経営学ゼミナール」報告

 

1.目的
 経営学という社会科学は,物理学,化学や生物学のような自然科学と違って理論検証や構築に向けた実験が難しい学問です。しかしながら,社会活動や経営活動の現象・実態把握に関する測定を含む観察(研究視察や取材調査)については,対象となる企業・組織のご協力を得ることである程度可能となります。経営学の学徒(研究者含む)にとっては,理論をある程度学んだら,積極的に実際の現場に出て行って観察(研究視察や取材調査)を行うことが,再び理論を学ぶ新たな問題意識を醸成させます。経営学の研究と発展においても,理論と実態との相互学習が非常に重要となります。
 宮崎南高等学校フロンティア科1年生3名の生徒たちに対しては,まず初学者として経営学という社会科学の学問の位置づけ,経営学の発展に関する歴史的変遷に関する基礎的学習を行ってもらいました。次に,上述の基礎的学習を踏まえて近年経営学の学問領域において著しい発展,及びグローバルな舞台でエキサイティングな展開がなされている「経営戦略論」に関して学習を行ってもらいました。「経営戦略論」の演習としては,宮崎南高等学校を取り巻く内外の環境分析について,SWOT分析や5フォース分析を実際に行ってもらいました。また,本学経営学部の日髙光宣教授より「マーケティング論」の最新理論と実態に関する特別ゼミナール開講の機会を得ることが出来ましたので,急遽受講してもらいました。
 最後には,これらの理論学習を踏まえて宮崎県内の企業の経営実態把握を目的として,近隣のアパレル企業(ユニクロニトリモール宮崎店)やハンバーガーチェーン店(モスバーガー宮崎清武店)へ出向いた研究視察を行いました。

 

2.日程
 第1回目( 平成27年11月21日(土) 13:30~16:00)
  「自己紹介(将来の夢,進路等),指導計画と日程説明」「経営学とは?」
 第2回目( 平成27年11月29日(日) 13:30~16:00)
  「経営戦略とは?(1)」
 第3回目( 平成27年12月5日(土) 13:30~16:00)
  「経営戦略とは?(2)」
  「演習」(SWOT分析,5フォース分析)
 第4回目( 平成27年12月12日(土) 13:30~16:00)
  「経営戦略とは?(3)」
  「プライマリー経営学入門」ビデオ鑑賞
 第5回目( 平成27年12月19日(土) 13:30~16:00)
  「マーケティング論と事例分析」
   日髙光宣教授(マーケティング論)の特別ゼミナール
  「企業調査・分析の方法,財務分析(B/S(貸借対照表),P/L(損益計算書))」
  「柚原特待生ゼミナールの発表スライド紹介」
   *第14回宮崎インターゼミナール(県内大学生の研究発表会)最優秀賞受賞
 第6回目(平成28年1月9日(土) 13:30~16:00)
  「研究視察に向けた事前学習(1)」
   (『ケースに学ぶ経営学』より「第6章 マクドナルドとモスバーガー」)
  「みやざき経済ナビ」ビデオ鑑賞
 第7回目(平成28年2月13日(土) 13:30~16:00)
  「研究視察に向けた事例学習(2)」
   (マクドナルドvsモスバーガー,ユニクロvs GU)
 第8回目(平成28年3月5日(土) 13:30~16:00)
  「アパレル企業(ユニクロニトリモール宮崎店)への研究視察」
 第9回目(平成28年3月12日(土) 14:00~15:30)
  「ハンバーガーチェーン店(モスバーガー宮崎清武店)への研究視察」

 

3.写真

写真5.「経営学ゼミナール」では,理論と経営実態との相互学習を重視しました。経営学の歴史的変遷や経営戦略論の理論学習を踏まえて,具体的な経営の事例についてパソコンを使ったビデオ放映により紹介しました。生徒たちは,経営学という未知の学問領域に対して目を輝かせて一所懸命に学んでくれました。

 

写真6.日髙光宣教授による「マーケティング論」に関する特別ゼミナールの受講風景です。日髙光宣教授は,「マーケティング論」に関する最先端の諸理論と事例を分かり易く講義しました。生徒たちは,今まで聞いたこともない「マーケティング論」の魅力に引き込まれていました。

 

写真7.3/5(土)「ユニクロニトリモール宮崎店」の研修視察では,濱崎俊彦支店長よりユニクロ店舗の経営実態についてお話しを伺いました。「ユニクロニトリモール宮崎店」は,全国でも数少ないフランチャイズ店(権利,商標やノウハウなどの提供・研修を受けて,その対価としてロイヤリティを支払う独立店)です。ビジュアル・ストア・マーネージャーが店舗内へ照明角度等の先鋭的設営やデザインを行っており,他店舗では販売していない豊富な商品の品揃えと単位面積当たりのマネキン数が全てのユニクロ店舗の中で世界一を誇るとのことでした。出山実准教授と山田恭子講師は学習指導を兼ねた引率に協力しました。とっても楽しかった!

 

写真8.3/12(土)「モスバーガー宮崎清武店」の研究視察では,松下弘樹支店長より詳細な資料をご準備いただいて,モスバーガーにおけるフランチャイズの仕組みについてお話しを伺いました。モスバーカー店を新装オープンするのは,とっても大変だと分かりました。「百聞は一見に如かず」という諺がありますが,モスバーガー店については「百見は一食に如かず」です。モスバーガーを良く知るために,ハンバーガーとポテト・フライも美味しくいただきました! 竹澤恵菜助教(新体操部監督)は学習指導を兼ねた引率に協力しました。とても楽しかった!

 

4.受講した生徒たちの感想

 

【荒川郁花さん】
 私は,直接将来の夢には関係なかったが,経営について興味があったのでこの講座の受講を希望した。最初は経営学と経済学の違いがわからないうえに経済学もよくはわかっていない状態だった。しかしこの講座を受けて経営学の面白さに触れることができた。経営戦略という触れたことのない概念の学習もしたが,柚原知明先生の説明もわかりやすく,すぐに経営学に興味を持つことができた。自分の夢とは違っていても共通しているところもあったのでこのゼミナールの経験を生かしていきたい。

 

【一政絢乃さん】
 私は,今回このようなすばらしいゼミナールを受講できたことを嬉しく思う。
 受講するまでは,経営学について全く知らなかったが,柚原知明先生が事例をもとにわかりやすく教えて下さったため,経営学について多くのことを学ぶことができた。
 また,日髙光宣先生によるマーケティング論の特別ゼミナールでは,おもしろく,そして楽しく講義していただいたため,マーケティングを全く知らない私も理解することができた。
 私は,将来医療系の仕事に就きたいと考えているが,今回のゼミナールで学んだことを少しでも自分の将来に活かしていけると良いと思う。

 

【国武玲菜さん】
 受講後,私の中で最も変化したことは,物事の見方やとらえ方である。
 私は以前から,経営学に興味を持っていた。それでも見聞きする情報より多くのもの収集することはできなかった。しかし受講後,私はただの消費者という立場から,経営学を学ぶ立場になった。それゆえに,コマーシャルや広告や宣伝を目にしたとき,私はその企業のねらいや,戦略などをイメージできるようになった。物事の見え方が大きく変化したことにとても驚いた。また,私は学問の素晴らしさを感じた。
 これから大学や社会生活を通してこのような体験ができると思うととても楽しみである。

 

(編集 高大連携センター/徳地慎二)

新体操 ブルガリアコーチによるトレーニングキャンプ

 平成28年3月24日(木)~25日(金) 本学体育館にて、ブルガリアの名門 レフスキー新体操クラブより、ブルガリアナショナルチーム ジュニアコーチを務めていたバレンティーナさん・カメリアさんを招き、トレーニングキャンプを開催いたしました。

 2日間という短い期間ではありましたが演技の動きや技、表現方法を細かくアドバイスして頂きました。4月の大会を目前に控え、更なる演技や技術のレベルアップの為、学生たちは熱心に取り組み多くの事を学ぶことができました。世界トップレベルの新体操指導を受けることができる貴重な機会に感謝し、今後も日々努力していきたいと思います。

 

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経営学部公開講座3月26日開催「得なの?損なの?マイナンバー早わかりセミナー」のお知らせ

得なの?損なの?マイナンバー早わかりセミナー

 

公開講座の趣旨:
 マイナンバー(個人番号)制度は、自治体、企業、市民を巻き込んで様々な余波を呼んでいます。マイナンバーとは一人ひとりが持つ12桁の番号のことであり、1月から交付が始まった個人番号カードには顔写真と12ケタの個人番号、ICチップが搭載されています。私たち市民は昨年末に全ての世帯に配布された通知カードを自治体に持っていけば、個人番号カードが発行されることになります。
 交付が始まって3か月の間、自治体においては自治体間の普及に関する温度差、相談窓口の対応の違い、通知カードの返却などが大きな話題となりました。ビジネスの現場では、本人確認に通知カードを使っていたところ、総務省からストップが掛かりました。また、制度の理解不足に付け込んだマイナンバー詐欺も発生し、市民は不安を抱えています。
 こうした現状を踏まえて、参加者のみなさんにマイナンバーの実態を総合的に理解できるような公開講座を開くことにしました。自治体、企業、社会保障の専門家を招いて、それぞれの視点からマイナンバーの話をしてもらいます。ぜひご参加ください。

 

日時:3月26日(土) 13:30-16:30
場所:宮崎産業経営大学5103教室

 

プログラム:

13:00  開場
13:30  主催者挨拶
 宮崎産業経営大学経営学部 日高 光宣教授
13:45  マイナンバー制度概要について
 下野園 亨氏(宮崎市情報政策課情報政策係)
 白根 勇一氏(宮崎市情報政策課情報政策係)
14:30  企業におけるマイナンバー対応について
 ~当社の取り組みのご紹介~ 
 矢野 重頼氏(株式会社デンサン公共ソリューション本部取締役本部長)
15:15  休憩
15:25  企業の実務におけるマイナンバー
 ~マイナンバー、どうする?どうなる?~
 熱田 潮氏(社会保険労務士)
16:10  質疑応答
 ファシリテーター:宮崎産業経営大学 山田 恭子専任講師
16:25  総括
 宮崎産業経営大学 出山 実准教授
16:30  閉会

 

申し込み方法:
申し込みは、下記E-mailアドレスまでご連絡ください。件名は「公開講座申込み」、本文には氏名・年齢・携帯番号・所属・ならびに講演者への質問があれば記入してお送りください。団体申込みの場合は、代表者の方の連絡先と、参加者の人数・氏名を記入していただければ結構です。
mideyama@gmail.com(担当:経営学部 出山)

 

チラシ表面 チラシ裏面
チラシ表面 チラシ裏面
チラシのPDFファイルはこちら

宮崎産業経営大学と日向市との連携協定の締結について

 平成26年度より宮崎産業経営大学と日向のへべす消費拡大プロジェクト会議との間で業務委託契約が結ばれ、「へべす」という日向市特産品の消費拡大・普及に向けた事業を共同で実施して来ました。具体的には学生が中心に、農作業支援・イベントの企画、運営委員会への参加、SNSを通じた情報発信、及び様々な方への調査を基に研究成果報告会を開催しました。
 今回、新たに協定の範囲を広げた宮崎産業経営大学と日向市との連携協定を締結し、3月2日、日向市役所においてその調印式が行われました。この協定により、今後は「へべす」はもちろんのこと、産経大がオランダ国立ワーゲニンゲン大学との間で進めているアグロポリス21構想など幅広い分野で相互に協力し、地域の発展を目指して行こうということになりました。協定を結んだ以上、より一層地域社会への貢献に努めていきたいと考えています。

 

写真1. 協定書への調印の様子

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写真2: 日向市・黒木市長の挨拶

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写真3: 産経大・大村学長の挨拶

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写真4: 記念撮影の様子

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写真5: 記者会見の様子

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平成28年度入学式のご案内

平成28年度宮崎産業経営大学入学式を下記のとおり挙行いたしますので、ご出席くださいますようご案内申し上げます。
 

日時: 平成28年4月5日(火)

受付 午前9:00~

開式 午前10:00
    (9:50までにご着席ください。)
※式典終了後に「教員紹介」「事務連絡」等を行いますが、午前中に全て終了する予定です。

場所: 本学体育館

〒880-0931 宮崎市古城町丸尾100番地 (「大学案内図」をご参照ください。)

大学案内図クリックをすると拡大表示されます

 

 

本学社会科学研究所主催の両学部合同ゼミによる 「宮崎県立農業大学校」研究視察報告!

 去る平成28年2月8日(月)、本学社会科学研究所主催の両学部合同ゼミは、参加人数70名規模による「宮崎県立農業大学校」への研究視察を行ってきました(2/8(月)18:15~MRT「ニュースNEXT」にて放映、2/10(水)宮崎日日新聞に掲載)。

 本研究視察は、現在本学が推進している「アグロポリス21構想」(宮崎県の農業を中心とした地域産業の発展と振興を目指す田園都市構想)の実現を目指した取り組みの一環として、学生と教員が一体となって農業の置かれている実情と技術の把握を目的として実施いたしました。

 「宮崎県立農業大学校」におかれましては、大変お忙しい中参加者70名規模の私たちの研究視察のお受け入れ準備とご対応をいただきました。校長の後藤俊一様や副校長の徳留英裕様をはじめとする関係者の皆様に篤く御礼申し上げる次第です。

 本研究視察に関しては、下記の通り1.研究視察日時・訪問先、2.動画&写真集、3.参加したゼミ学生の感想、4. 田中賢一准教授(社会科学研究所主幹)の研究視察総括、についてご報告いたします。

 

 

 

 

1.研究視察日時・訪問先

○研究視察日時: 平成28年2月8日(月)13:30~15:30
○訪問先(所在地住所):「宮崎県立農業大学校」
               (宮崎県児湯郡高鍋町大字持田5733)

 

2.動画&写真集

 

 

写真1.研究視察の冒頭,後藤俊一校長による宮崎県を巡る農業の現状に関する講義です。

 

写真2.後藤俊一校長の講義を聞く学生たちの様子です。

 

写真3.谷口泰成准教授による「宮崎県立農業大学校」の概要説明です。

 

写真4.園芸経営学科におけるトマトの実習用ビニールハウスです。

 

写真5.園芸経営学科におけるビニールハウスの見学をする学生たちです。

 

写真6.実習している学生の話も聞きました。とても明るい表情で頑張っていました。

 

写真7.実際に活用している農機具についての説明を受けました。

 

写真8.畜産エリアは家畜防疫のためバスからの見学でした。

 

写真9.最後に枇杷さやかさん(法学部3年生)が、今回の研究視察に関する御礼の言葉を述べました。とても大きな声でハキハキとした立派な御礼挨拶でした。

 

 

3.参加したゼミ学生の感想

 

古川大樹くん(経営学部3年生 柚原知明ゼミ)

 私は、宮崎農業高校生産流通科で果樹・野菜・花きの栽培技術を中心に簿記や流通のことを学んでいました。私の恩師が1年間宮崎県立農業大学校でご指導されていたので、今回の研究視察がとても楽しみでした。3つの学科があり、合計7コースで学生さんが学ばれていることは事前調査で存じておりました。農場がとても広かったことが印象に残っています。牛舎の見学は直接入って行うことを想像していましたが、バスでの見学となりました。牛を生で見ることができて良かったです。6年前に発生した口蹄疫は今も韓国など各国で猛威を振るっているので、再び宮崎で発生しないことを願います。マンゴーやライチといった母校にはない果樹の栽培も見ることができました。とても充実した視察になりました。深く御礼申し上げます。

 

高濱拓也くん(経営学部3年生 武次玄三ゼミ)

 今回の宮崎県立農業大学校の施設見学を経て、農作業、就農者の現状、農畜産業の概要及び経営との密接な繋がり(六次化)など国内外また自分たちの住む身近な地域で行われ、我々の日々の生活を支える農畜産業についての詳細な情報、概要を知ることが出来ました。
 我々の身近にある食品が、農畜産物を生産する人々によってどのように栽培・飼育されて我々の食卓に並んでいるのか?という一連の過程、システムの始まりの部分を知ることで、その後に接続される他産業との連携(六次化)の必要性をより理解できるようになりました。

 

山下祐矢くん(経営学部3年生 田中賢一ゼミ)

 宮崎県立農業大学校では先生方と学生の皆さんがともに園芸ハウスのなかで実習作業を行っていらっしゃる風景がとても印象的でした。学生の皆さんが大学校で学んだことから、自分たちで考え、そして判断しながら作物を育てていらっしゃる姿に同世代の者として驚きを覚えました。育苗作業の現場では育苗工程次第でその後の農産物の価値を左右する生命線であることを知り、生産に従事することの難しさと面白さを感じることができました。
 これまで私のそばには農業に直接かかわるような環境はありませんでしたが、今回の視察をきっかけに、これからは宮崎の農業が世界と肩を並べるために経営学の視点から何ができるのかも意識していこうと思います。

 

鈴木彩莉依さん(経営学部2年生 出山実ゼミ)

今回、宮崎県立農業大学校へ見学に行きました。いつも通りがかるルピナスパークの奥に、東京ドーム約20個分の敷地が広がっていることは知りませんでした。宮崎県立農業大学校の学科は園芸や畜産があり、その中でも細かく分野が分かれており、詳しく学びたいことについてとことん実習トレーニングを交えながら学習していけるところが一番の利点だと思いました。園芸の方を見て回った時に感じたのは、「楽しそうだな」という気持ちです。農業と聞くと、朝早く起きて暑い中でも、寒い中でも作業をして大変そうというイメージだったのですが、今回近くで見ていて、自然でのどかなところで好きなことを勉強することはとても憧れを感じました。また、農家の現状を知れたことで、これからTPPの問題について考えていくときに、視点を変えて見ることができそうです。

 

枇杷さやかさん(法学部3年生 明石真昭ゼミ)

 今回の視察で、私には「実際農業をする現場はどうなっているのか」を考える、という視点が不足していたのだと改めて感じました。宮崎県立農業大学校の皆さんの、農業に対する考え方や理念を聞き、また農作業で使う様々な器具を見せて頂いたことで、ますます農業に興味を持つことができました。これから更に両大学間での相互授業等の交流が進み、農業に関心を持つ学生が増えればいいなと思っています。そして、学生の視点で、これからの宮崎県全体の農業の在り方を考えて行くことが重要なのではないかと考えます。

 

松尾知美さん(経営学部4年生 墨昌芳ゼミ)

 宮崎県立農業大学校での施設見学で改めて農業について考える事ができました。広大な敷地では、沢山の作物が作られており、日々実践的な学習が出来ると同時に資格取得も可能という事で卒業後は即戦力になれると思いました。農業経営には勿論技術や知識が必要ですが、経営力も必要だと思います。私達が学んだマーケティングなども、農作物の見せ方、売り方という観点で生かされるのではないかと感じました。ただ作って農業組合に出荷するだけではなく、ビジネスの観点で生産を行う生産者が増えるとより農業が面白くなると思いました。

 

 

4.田中賢一准教授(社会科学研究所主幹)の研究視察総括

 

 さわやかな晴天のなか、産経大の両学部から60名を超える学生が参加した農業研究視察を無事に実施することができました。後藤校長のご講壇の際にございましたとおり、宮崎県立農業大学校は実践力の習得を基本に、農業および農関連産業に携わる若者の育成を行っておられます。一方で、実践力のみならず、農業のなかに経営という社会科学の要素を積極的に導入していくことで、農業経営者あるいはアグリーマン(農業界のビジネスマン)の育成という新しい概念も取り込んでおられます。農業という“経験と勘”が極めて重要な産業において、これまでの伝統的学びを尊重しつつ、科学的そして理論的に農業の新しい可能性について粛々と実践されておられることを畏敬するとともに、宮崎県民として誇りに思います。

 表層的には関連性のないようにみえる農業と社会科学ですが、実は深層部分では、その二つの専門領域が相互に知識を共有し創発しあうことで、農業にとって競争優位性のある取組のヒントが見つかると改めて確信できました。先に触れた後藤校長のお言葉にございました社会科学の視点が重要である理由には、「農業が農業の枠を超えて、宮崎県の特長的な周辺産業と連携し、地域活性化を促していく」というような、農業を鳥瞰する能力習得の大切さも包含されておられると感じます。まさにこの意味で、産経大は高度に専門化された社会科学の領域から、宮崎県立農業大学校と肩を組み、理論と実践の相互交流を継続させて頂くことで、宮崎県の農業を起点とした地域デザインである「アグロポリス21構想」に全力で取り組んでまいります。

 最後になりましたが、今回の研究視察受け入れをご快諾賜りました後藤校長をはじめ宮崎県立農業大学校関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

以上

 

(編集 社会科学研究所/墨昌芳)

平成27年度学位記授与式(卒業式)のご案内

平成27年度学位記授与式及び卒業祝賀パーティーを下記のとおり行います。

学位記授与式

日時:

平成28年3月18日(金)
受付 午前9:00~
開式 午前10:00
※9:50までにご入場ください。

会場:

ニューウェルシティ宮崎
宮崎市宮崎駅東1丁目2番地8
℡ 0985-23-3311

卒業式地図1クリックをすると拡大表示されます

 
お問い合わせ
宮崎産業経営大学 教務課
℡ 0985-52-3199 [直通]

 

卒業祝賀パーティー

日時:

平成28年3月18日(金)
受付 午後12:00~
開宴 午後12:30

会場:

宮崎観光ホテル
宮崎市松山1-1-1
℡ 0985-27-1212

卒業式地図2クリックをすると拡大表示されます

 

※会場駐車場は台数に限りがありますので、できるだけ公共交通機関を利用してください。

 
お問い合わせ
宮崎産業経営大学 学生支援課学生係
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情報関連の資格合格者

ITパスポート試験に経営学部1年生の梅北啓示君、福島啓至君、3年生の松本未来さんが合格しました。
また、Microsoft Office Expert Excel2013の試験に経営学部3年生の座波航大君と比嘉可南子さんが合格しました。

産経大のボランティア② 第29回青島太平洋マラソンにボランティアとして参加しました!

12月13日に行われた青島太平洋マラソンに、本学の学生約40名がボランティアとして参加しました。今回は、もくもく会だけでなく、授業や友だちつながりで多くの学生さんが参加してくれました!
今回も責任重大な貴重品預かりと荷物預かりを担当させていただきました。

 

当日はキレイな快晴。マラソンには暑いくらいの陽気でした。
当日はキレイな快晴。マラソンには暑いくらいの陽気でした。

荷物預かりは主に男子学生さんに担当してもらいました。
荷物預かりは主に男子学生さんに担当してもらいました。

 

みんなで協力し、スムーズに預かり、スムーズに間違いなくお返しすることができました。
ボランティアにわかりやすい見返りはありません。それどころか、朝早くから遅くまで、決して楽なことではないと思います。ですが、参加した学生さんそれぞれが大切なものを得たのではないかと思います。
ランナーの皆さま、ボランティアの皆さま、そして青島太平洋マラソン事務局の関係者の皆さまへ、このような機会を与えてくださったことを感謝申し上げます。

 

(もくもく会顧問・経営学部 山田恭子)

産経大のボランティア① 献血へのご協力、ありがとうございました!

2015-12-21-1

12月11日(金)に実施された献血へのご協力、ありがとうございました!
今回は、献血バスが1日で対応できるほぼ最大数の89名の方が協力してくださいました!

今回の献血では、学生が作成したポスターを配りました。このポスターは、みんなの「つながり」を活かすもので,「すでに献血をした人」に起こしてもらいたい行動を掲載しています。

2015-12-21-2

次の献血は来年度になります。次回はぜひお友だちと自然に軽いノリでご協力くださいね。

 

(もくもく会顧問・経営学部 山田恭子)

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