在学生各位
本学では、新型コロナウイルス感染拡大の状況に鑑み、宮崎県内においても感染拡大のリスクが高まる可能性を憂慮しております。このため、学生間の感染拡大の防止と学生の健康と安全を最優先に検討した結果、2020年度の授業開始を4月9日(木)から4月13日(月)に延期することを決定しましたのでお知らせいたします。
宮崎産業経営大学 学長
大村昌弘
在学生各位
本学では、新型コロナウイルス感染拡大の状況に鑑み、宮崎県内においても感染拡大のリスクが高まる可能性を憂慮しております。このため、学生間の感染拡大の防止と学生の健康と安全を最優先に検討した結果、2020年度の授業開始を4月9日(木)から4月13日(月)に延期することを決定しましたのでお知らせいたします。
宮崎産業経営大学 学長
大村昌弘
新入生および保護者の皆様
宮崎産業経営大学では、令和2年4月3日(金)に予定しておりました入学式につきまして、新型コロナウィルス感染拡大の影響に伴い、学生、保護者および関係の皆様の健康面、安全面を考慮し、中止することとなりましたので、お知らせいたします。
本学に入学される皆様、ご家族や関係の皆様におかれましては、楽しみにされていたことと存じますが、安全確保と感染拡大防止を最優先と考え、このような決断に至りましたことを何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
なお、入学後に予定しております新入生オリエンテーションの出席者は、入学者および学内関係者のみとし、保護者の皆様のご来場は、ご遠慮いただくことになりました。
記
新入生オリエンテーションを次のとおり行います。
・令和2年4月4日(土)
受 付:8時40分~9時20分
受付会場:法学部 5号館1階 5102教室
経営学部 5号館1階 5101教室
なお、予定しておりました宿泊オリエンテーションは中止することとなりました。
※注意事項
①時間厳守
②持参物:筆記用具(鉛筆・消しゴム)
③服装は自由(私服で来て下さい。)
以上
宮崎産業経営大学
学長 大村 昌弘
現在、各地で多くの地方創生が進んでいる一方で、「何を目的に実施しているのか?」「どんな価値を生み出したいのか?」が見えてこない住民不在の取り組みが多いように思います。そこで、本年度、高鍋町との連携協定事業では、「地域創生は、住民の幸せを高めること」という考え方をベースに、住民が作り、住民が高めていく「高鍋版幸せ指標づくり」を展開しました。
既に地域における幸せ指標づくりでは、幸せな国で知られているブータンのGNH(Gross National Happiness:国民総幸福度)を参考に、東京都荒川区などが独自の指標を作成して行政に反映させています。今回の高鍋版幸せ指標づくりでは、ブータンや荒川区などの取り組みを参考にしつつ、さらに住民が自ら指標を作り、その数値を高めていく実践を行う参加型評価という手法で実施しました。
具体的には、2019年7月から高鍋高校と高鍋農業高校の生徒たちと一緒に、ブータンのGNHや指標づくりに大切な理論を学び、ワークショップを重ねながら指標を作成しました。作成された高鍋版幸せ指標づくりは、高校生の視点、まちの視点、未来の視点が組み合わさった内容となりました。
<設問の一部>
・あなたはキャベツや餃子が好きだと思いますか?
・高鍋の文化に愛着や誇りを感じていると思いますか?
・次世代の子どもたちに自信を持って引き継ぐことができる街になっていると思いますか?
作成された40の問いは、実際に住民2000人アンケートを実施して、約30%の回答を得ました。今後、アンケートの結果を分析して、まずは高校生と高鍋町が一緒に幸福度を高める活動を考えるワークショップを実施する予定です(2020年3月上旬に実施予定でしたがコロナ対応のために延期となりました)。
今回の取り組みは、地域創生を経済的な指標だけでなく、幸福度という主観的な指標で測っていくという「代替可視性」に関する研究にもなっています。また、学生にリアルな学びの場を提供する視点から、高鍋町出身の学生を中心に今回の取り組みに関わってもらいました。その成果の1つとして、高鍋版幸せ指標づくりをテーマとした卒業論文を卒業論集に掲載することになっています。
来年度以降、高校生や住民と一緒に、幸せ指標の数値をどのように高めていけばいいのかを考えるワークショップを開催していきます。今後も、高鍋町の幸せが高まっていくように取り組みを一層推進させていきたいと考えています。
■指標づくり事前ワークショップの写真
■指標づくりワークショップ3回目の写真
1月26日、第2回遣欧青年使節団派遣コンテストのキックオフミーティングが開かれ、その後5チームは各市町村(綾町、西都市、えびの市、五ヶ瀬町、串間市)と協力して調査・研究を進めております。
西都チームは、3月8日、現地で3か所調査を行いました(農家とダイレクト、西都市グリーン・ツーリズム研究会、スターフルーツカンパニー)。
西都市のグリーン・ツーリズムの取組み関して、市役所の担当者から詳しく説明が聞けただけではなく、西都市グリーン・ツーリズム研究会会長の水本明男様、研究会副会長の橋田和実様(前西都市長)からも研究会設立の経緯、受け入れの実態・課題など、これまでの経験談を聞くことができました。今回の調査内容は今後の研究活動に反映させていきます。
以下、フィールドワークの様子(写真)です。
農家とダイレクト株式会社(ピーマンハウス)を訪問
西都市役所 横山篤様からの説明の様子
水本会長、橋田副会長との議論の様子
古代の風(水本邸)での記念撮影
株式会社 スターフルーツカンパニー(マンゴー農園)を訪問
2月24日、日向商工会館において、日向市長選挙の立候補予定者による公開討論会(日向青年会議所主催)が開かれ、本学経営学部の墨昌芳准教授がコーディネーターを務めました。
日向市出身で選挙権のある学生3名も参加し、メモを取りながら両候補の主張に耳を傾けていました。
この公開討論会の様子は以下の日程で放送されます。
【ケーブルメディアワイワイ】
3月7日(土)〜14日(土)
平日:20時30分〜
土日:12時〜
【FMひゅうが】
3月11日(水) 19時〜
3月14日(土) 9時〜
3月19日(木)に開催を予定しておりました「学位記授与式」につきましては、式典を中止し、同日に各学部ごとの卒業証書・学位記授与のみ行います。
詳細につきましては下記の通り行います。
記
日程 | 開催場所 | |
3月19日(木) 10:00~ |
法学部 | 経営学部 |
5102 | 5101 |
※学生証を回収いたしますので、当日は学生証をお持ちください。
注意事項
卒業生はマスク着用等の感染予防を心がけて、体調管理に十分注意してください。また、以下に該当する方は出席をお控えください。 ※発熱などの風邪の症状(37.5℃以上の熱)がある方 ※強いだるさや息苦しさのある方 ※最近海外に渡航をし、上記の症状が見られなくても体調に不安がある方 |
※今後の状況変化、また政府・関係各省庁からの通達により、予定が変更となる場合があります。その際は、ホームページ上でお知らせいたします。
宮崎産業経営大学では、政府の自粛要請や文部科学省の指針を踏まえて、新型コロナウイルスの感染拡大の防止という観点から、卒業生及び保護者の皆様の安全を考慮し、3月19日(木)に開催を予定しております「学位記授与式」につきましては、開催場所・内容等を変更して行うことといたしました。
また、「卒業祝賀パーティー」につきましては、同様の理由から中止といたします。
変更の内容につきましては、下記の表をご確認ください。
記
日 程 | 式 典 等 | 会 場 | 実 施 の 有 無 |
3月19日(木) | 学位記授与式 | ↓ (変更) 宮崎産業経営大学 体育館 受付9:00~ 開式10:00 |
卒業生・教職員のみで実施 |
卒業祝賀パーティー | 宮崎観光ホテル | 中止 |
※今後の状況変化、また政府・関係各省庁からの通達により、予定が変更となる場合があります。その際は、ホームページ上でお知らせいたします。
去る令和2年2月5日(水),本学経営学部の合同ゼミナール(以下,ゼミ) 武次玄三ゼミ(演劇論・演劇学,職業指導),大内健太郎ゼミ(会計学,非営利会計,事業構想学),出山実ゼミ(CSR会計論,財務会計論),柚原知明ゼミ(経営組織論,経営戦略論)は,「株式会社ミツトヨ宮崎工場」(以下,ミツトヨ宮崎工場)様を対象として研究視察を行ってきました。
本研究視察は,世界的な精密測定機器メーカーである「ミツトヨ宮崎工場」様の事業内容に関する経営実態の学習を目的として実施いたしました。
「ミツトヨ宮崎工場」様におかれましては,大変お忙しい中私たちの研究視察のお受け入れ準備とご対応をいただきました。宮崎工場長の鎌田裕実様,総務課課長の肥田木亮二様,総務課総務係副主査の下村修様やミツトヨ労働組合広島支部執行委員の田爪八千夫様をはじめとするご対応いただいた社員の皆様に篤く御礼申し上げる次第でございます。
本研究視察に関しては,下記の通り1.研究視察日時・訪問先・ご対応いただいた方々,2.写真集,3.参加したゼミ学生の感想,4. 柚原知明教授の研究視察総括,についてご報告いたします。
記
1.研究視察日時・訪問先・ご対応いただいた方々
◯研究視察日時(対象ゼミ): 令和2年2月5日(水)13:10~14:30
(武次玄三ゼミ,大内健太郎ゼミ,出山実ゼミ,柚原知明ゼミ)
◯訪問先(所在地住所):「ミツトヨ宮崎工場」様
(宮崎県宮崎市田野町甲10652-1)
◯ご対応いただいた方々:
宮崎工場長 鎌田裕実様
総務課長 肥田木亮二様
総務課総務係副主査 下村修様
ミツトヨ労働組合広島支部執行委員 田爪八千夫様
*(名刺をいただいた方のみ記載しております。)
2.写真集
写真1. 宮崎工場長の鎌田裕実様からは,研究視察冒頭に歓迎のご挨拶がございました。
写真2. 総務課長の肥田木亮二様からは,会社概要と事業内容についてご説明をいただきました。
写真3. 工場見学は,2組に分けてご丁寧なご案内を実施していただきました。
学生達は,宮崎工場において製造している「ゲージブロック」についてご説明をいただきました。
写真4. ミツトヨ労働組合広島支部執行委員の田爪八千夫様からは,労働組合の組織形態と活動内容についてご説明いただきました。
写真5. 質問をする柚原知明教授です。
写真6. 研修視察の最後には,ゼミ学生全員を代表して御礼挨拶を行っている龍太一くん(経営学部3年生)です。大変立派な御礼挨拶でした。
写真7. 宮崎工場長の鎌田裕実様からは,研究視察終了のご挨拶がございました。
3. 参加したゼミ学生の感想
橋口凌くん (経営学部2年生 武次玄三ゼミ)
今回、「ミツトヨ宮崎工場」様を視察して、物作りに欠かせない精密測定機器を作っている企業がすぐ近くにあることに驚いた。「ミツトヨ」様と聞いても最初はどんな会社なのかわからなかった。簡単にいえば長さを高精度に測るゲージブロック等を作っている会社で、私たちがよく使うスマートフォンやPCなどの機器やその他多くの製品もゲージブロックで精密に長さを測り作られている。私はこれまで最終製品のことばかり気にしていたが、それらを作るために私たちの目に見えない企業が存在していることに今回気づかされた。さらに言えば測定器は、温度・湿度・気圧で長さが変わるので取り扱いも難しいので、測定器を作るために様々な工夫や努力がなされており、そうしたおかげで私たちの生活は支えられているのだと改めて感じた。今回、「ミツトヨ宮崎工場」様の視察で貴重な話を伺い体験をすることができ、就職の視野が広がったと思う。
橋口兼也くん(経営学部2年生 大内健太郎ゼミ)
私は、工場見学に行くまで「株式会社ミツトヨ」様を知りませんでした。主にマイクロメータやノギスなどの測定工具やシステム機器商品を生産しており、世界にも通用する高品質な製品を提供している企業の工場が宮崎県にあることに驚きました。普段、測定器などの測定工具は一般人にはなじみのない物なのでいまいちピンとこない印象がありましたが、私たちが普段から使っているスマートフォンなどの精密機器、自動車や航空機、医療機器に至るまで、様々なものに使用されていて、私たちが生活に深く関わっていることがわかり、実はとても身近な存在であることを知りました。海外へのシェア率も非常に高く、多くの国から支持されていることに納得がいきました。日本を誇る企業の工場見学に参加し、とても有意義であるとともに自分の見聞を広げることが出来る工場見学になりました。
四宮理彩乃さん(経営学部2年生 出山実ゼミ)
今回の企業見学は、精密測定機器の総合メーカーとして世界で有名な「ミツトヨ宮崎工場」様ということで、工場見学はもちろん、企業概要、さらには労働組合のお話まであり、とても良い経験となりました。「ミツトヨ宮崎工場」様は、ナノメートルの精度が必要となるゲージブロック等基準器の専門工場であり、世界トップレベルの品質を誇る工場で、およそ7割の製品が海外に送られているそうです。私たちの住む宮崎県で、世界トップレベルの製品が製造され、世界へと届けられていると知り、驚きました。今までは「ミツトヨ」様と聞いても何の会社か答えることができませんでしたが、「ミツトヨ」様の精密測定機器は様々な分野で活用されていて、私たちの生活にも必要不可欠なものであることが分かりました。労働組合のお話からも、従業員の方をとても大切にされているようで、素敵な企業だなと感じました。
龍太一くん(経営学部3年生 柚原知明ゼミ)
私は商業高校出身で、簿記会計の中で製造工程などに関する工業簿記を高校から現在に至るまで学んできました。工業簿記では製造工程に関わる製造費、労務費、経費を帳簿に記帳することを学びましたが、今回の工場視察で「製品が完成するまでにどんな工程になっているか、どのくらいの人数が関わっていくか」の疑問に関して工場見学を通して、知ることが出来ました。
私は某企業系のテレビドラマを見て、製造系のメーカーや中小企業で総合職に就きたいと考えています。今回の工場視察で、総合職でも工場や製品の説明を出来るようになるきっかけを頂いたと思いますし、今後の就職活動に参考になったと思います。「ミツトヨ宮崎工場」様には,このような研究視察の機会をいただきありがとうございました。
4.柚原知明教授の研究視察総括
本研究視察は,本学経営学部で行っている様々な授業(経営学総論,経営管理論,簿記論,会計学,財務管理論,財務諸表論,原価計算論,経営情報論,人事管理論,生産管理論,エコビジネス等)を踏まえ,世界的な測定機器メーカーである「ミツトヨ」様の宮崎工場を対象として製造業の実態と仕組みを学ぶことを目的として実施致しました。社会科学である経営学は,物理学,化学,生物学等のような自然科学と違い理論の構築や検証に向けた実験が困難な学問領域です。大学における経営学の学習は,授業・演習やテキストによって体系的理論を学んだ後に実際の経営実態を学び,経営実態を学んだ後に再び体系的理論を学ぶという相互作用の繰り返しが非常に重要となります。ある程度の体系的理論を学んだら,積極的に現場の経営実態を研究視察することが質の高い問題意識や新たな興味を醸成させることになります。本研究視察は,日頃の体系的理論学習を踏まえた企業の経済活動及びマネジメントの実態研究視察であり,自然科学の実験における観察に相当するとも云えます。
「ミツトヨ宮崎工場」様は,測定器の校正の際に使用される「ゲージブロック」(gauge block)の我が国における主要な製造拠点です。「ゲージブロック」とは,標準寸法通りか否かの長さの基準器として用いられる直方形態のゲージ(器具)です。私たちは,「ミツトヨ宮崎工場」様のご理解とご協力をいただき,「ゲージブロック」をはじめとする測定器の製造に関する貴重な研究視察の機会を得ました。会社の概要に関するご説明をいただいた後,技術課の社員の方々より工場内の製造工程に関する懇切丁寧なご案内をいただきました。最後にミツトヨ労働組合広島支部執行委員の田爪八千夫様からは,労使協調を踏まえた「ミツトヨ」様のご発展と働く人たちの豊かさ・充足を目指した労働組合の組織形態と活動内容に関するご説明をいただきました。社会科学を学ぶ学生諸君にとっては,非常に新鮮で忘れられない貴重な経験になったと思います。
近年日本の製造業に対しては,厳しい国際競争の状況下,識者やマスコミを中心として衰退論,悲観論,空洞化論が盛んに議論されております。しかしながら,日本の製造現場における物造りの能力が低下したわけではありません。私たち消費者は,製造業に対して日頃直接的に目に触れることが出来るパソコンや携帯電話等の完成品に目が向きがちです。今日における日本の製造業の強みは,長きに渡って培ってきた完成品に使用される部材・部品群,及び製造工程で使用される汎用的な測定機器や製造機器に関する高い技術力です。正に「ミツトヨ宮崎工場」様の「ゲージブロック」は,全世界における各メーカーの製造工程で使用されるコア(中核)となる汎用的な測定機器に関わる製品群です。宮崎工場長の鎌田裕実様からのご説明では,売り上げベースにおいて「ミツトヨ」様全体において約7割,また「ミツトヨ宮崎工場」様の約6割が海外へ出荷されているとのことです。「ゲージブロック」等の製品群は,日本の優れた国際競争力を持つ物造りの典型であり,地道な研究開発の蓄積をベースとして熟練社員の微妙な調整技術を踏まえた模倣困難な質の高い物造りによって国際競争力を維持されております。社会科学である経営学を学ぶ学徒(教員含む)にとっては,テキストによる座学やマスコミ報道だけではない,実際に現場を見る・知ることの重要性を認識してもらいたいと思います。
研修視察の最後には,参加したゼミ学生全員を代表して経営学部3年生の龍太一くんが立派に御礼の挨拶をしてくれました。この経験は,今後における本学での経営学の学習,及び将来の職業人生において必ず貴重な経験になるものと思います。学生諸君は,研究視察(本学の授業含む)において常に高い問題意識を持ちながら質問や意見を整理して積極的に発言する姿勢が重要です。質の高い質問や意見は,ご対応頂いている訪問先の企業関係者に対する礼儀でもあります。ぜひ,今後においても継続的に研鑽を積み上げていってもらいたいと思います。
最後になりましたが,私たちの受け入れ準備と懇切丁寧なご対応をいただきました「ミツトヨ宮崎工場」様の工場長の鎌田裕実様をはじめとする皆様に篤く御礼申し上げる次第です。今後における「ミツトヨ」様及び「ミツトヨ宮崎工場」様の益々のご発展とご繁栄を心よりご祈念致しております。
以上
(編集 経営学部/大内健太郎)
先月31日(金)に大阪で開催された「第30回ヤンマー学生懸賞論文・作文入選作品発表大会」の論文部門において、経営学部3年生の吉田翼さん(田中ゼミ・マーケティング)が優秀賞を受賞しました。宮崎県にとどまらず、わが国の農業において喫緊の課題である農業従事者の高齢化について若者の就農促進と高齢化した就農者の支援という両側面からとらえたユニークな論文でした。
本懸賞論文では全国の農業大学校生、大学生、そして大学院生等を対象に農食関連の論文・作文を募集、若者目線で未来の農業について自由な観点から議論することを目的に、1990年から実施されており、これまでの応募総数は12,093編、応募者総数13,464名にのぼっています。
全国規模の論文大会での優秀賞受賞であり、吉田さんにとって成長のための大きなきっかけとなりました。今回の論文作成においてインタビュー、データ提供等でご協力頂いた企業ならびに関係者の皆様へ衷心より御礼申し上げます。
参考資料
チラシ:https://www.yanmar.com/media/jp/2019/prize/30th_poster.pdf
昨年の入賞作品:https://www.yanmar.com/media/jp/2019/prize/29th_portfolio.pdf
2月15日(土)、経営学部公開講座「未知なる青島を切り開け!」を開催しました。
公開講座の第1部は、経営学部(産学連携型)ビジネスリーダーシッププログラムとして展開してきた「Hatch and Go in Aoshima」の研究報告の場として、学生たちが取り組んできた青島の活性化に関する研究内容と作成したラジオCMについて発表しました(昨年10月にオンエアされたラジオCMはFM宮崎さんのHPから聞くことができます)。また、「Hatch and Go in Aoshima」をずっと支えてくれたFM宮崎の膳さんからラジオCMづくりを通じた人材育成の可能性についてお話をいただきました。
第2部では、パネルディスカッションとして、青島のキーマンをお呼びして「青島からの提案~新たな価値の創造」をテーマにお話しをいただきました。パネラーは、宮崎市観光商工部観光戦略課・臼本隼也氏、SURF CITY MIYAZAKI代表・田中智史氏、青島神社宮司・長友安隆氏、株式会社フィッシャーマンズ代表取締役・森茂朗氏、コーディネーターは、宮崎県プロフェッショナル人材戦略拠点マネージャー・永山英也氏でした。パネルディスカッションの内容は、青島の課題から現在までの変化、そして今後の可能性にまで渡り、多くの示唆のある時間となりました。
今回の公開講座は、報告した学生たちにとっては集大成の場でしたが、青島としてはまだまだこれから変化をしていくのだろうなという可能性を感じる場でした。また、学生の研究報告および作成したラジオCM、さらには今回の教育プログラム(探求型アクティブラーニングを組み込んだフルカスタム型プログラム)自体も、パネラーをはじめとする参加者の方々から高い評価をいただきました。今後も地域を舞台にした学びの場づくりに力を入れていく後押しをいただいたと思っています。地域での学びは大学だけでは作ることができません。ご参加いただいた皆さん、ご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
来年度も経営学部ビジネスリーダーシッププログラム「Hatch and Go in Aoshima」を進めていく予定です。よろしくお願い申し上げます。