宮崎産業経営大学



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本学短期海外語学研修について(国際交流センターより)

グアム大学
海外語学研修報告

 

 こんにちは、宮崎産業経営大学国際交流センター委員の髙橋(法学部准教授)です。2018年2月より本学と学術協定を結んだグアム大学への短期語学研修ですが、この度(2019年9月8日から9月21日)二度目の派遣が行われました。そこで本学HPにて、グアム大学での研修の様子について簡単ではありますがご紹介いたします。海外での語学学習に意欲がある方、卒業後海外留学を検討されている方、在学中に多様な価値観に触れながら主体的に何かに対して本気で取り組んだという経験を求めている方、本稿を参考にして頂き、ますます多くの皆さんが将来的に本研修へと参加するきっかけになってくれれば幸いです。

(出発前宮崎空港にて。左から9月研修引率の古賀講師、徳地教授(国際交流センター長代理)、村田成美さん(法・2年)、山口彩華さん(法・2年)。村田さんは現在本学のECC(English Conversation Club)に参加、また先般開催された遣欧青年使節団の研究プロジェクトのメンバーでもありました。山口さんもECCに参加しながら、筆者が主宰している英語研究会にも参加し英語力向上に向けてとても熱心に取り組んでいます。)

 

◯ 研修内容
 現在開催されているグアム大学研修はクラスサイズの都合上、他大学とのジョイント形式での開催です。初日のクラス分けテスト、オリエンテーション、キャンパスツアーを経て、全10日間濃密なプログラムが連日開催されます。午前中は10〜15人という語学学習に適切なクラスサイズで文法やスピーキングについて英語で学び、積極的な授業参加が一人一人求められる内容となっています。講師は英語教授法(TESOL)の領域で学位を取得され、教育歴も十分なスタッフの方ばかりです。終始、学生を刺激する熱心な授業スタイルは非常に魅力的でした。なお、学生は研修の後半に最終プレゼンテーションを行い研修の成果を披露する場が設けられます。

(3月に筆者が訪問した際の様子。
講師のElizabeth Shook氏はTESOLが専門領域。左は鳥原彰仁くん(法・2年)先般の遣欧青年使節団の研究プロジェクトメンバーとしても活躍していました。)

 午後のプログラムは文化体験が中心となっており、グアム島を一周するツアーやチャモロビレッジの訪問、プライベートビーチ(!)でのアクティビティーといった楽しそうなものから、現地企業担当者によるプレゼンテーションや海洋学者による講義といった刺激的なプログラムも含まれています。また、今回の研修では、アグロポリスプロジェクトに取り組む本学にも少なからず関わりのある興味深いフィールドワークが行われたようです。それはグアムの農家でのフィールドワーク。農畜産業に関する用語が含まれた英語による説明には参加した学生も大分苦労したようですが、本学学生は持ち前の積極性を発揮して研修中はずっと担当者の方の近くに位置取り(実践できそうでなかなか実践できないから素晴らしいこと)、大いにコミュニケーションを取ったとのこと。グアムと気候が似ていて農業が主幹産業である宮崎と比べながら視察を楽しんだようです。

(研修後、農場経営者の方から育てている野菜をプレゼント。積極的に取り組んでいる様子が伺える一枚です。)

 

◯「短期」の研修プログラムの意義
 筆者がこの原稿を書いている現在、日本ではラグビーW杯が開催されています。まさにこの前日(9/28(土))に「日本−アイルランド戦」が開催され、日本が大勝利を収めたところです。友人から聞いた話ですが、試合が開催されている東京スタジアムがある調布市の飲食店街では、あらかじめ普段の4倍の量のビール(アルコール類)を用意していたそうですが、にも関わらず、日本のラグビーサポーターに加えて、海外から多くのサポーターが現地観戦に来たという事情もあり、お酒の供給が間に合わなかった店舗もあったとのことでした。このエピソードを聞いて、「ホームページ掲載文をどうしようかなぁ、何か話のネタはないものか」とアンテナを張っていた筆者は「絶好のネタを得た!」と軽い興奮を覚えました。というのも、このエピソードを「タラレバ」的に考えてみましょう。もし試合が開催される前に、ある国のスポーツ観戦に関する「文化」を知っている人が飲食店を経営する方々に一人でもいたとしたら、どうなっていたでしょうか?異なる状況が生まれたかもしれません。この「文化の一端を理解すること」は直接的に異文化体験することで身につく実学であり、そしてそれを成し遂げる方策として短期の語学研修が役目を果たすものだと思います。
 幸いにして、現在本学では海外研修・留学に関心を持っている学生が少なくなく、折に触れて筆者は研究室で相談に乗っていますが、みなさんの話に耳を傾けていると、経済的な問題に次いで学生が不安に感じていることは「2週間(グアム)/1ヶ月(ゴールドコースト)」という決して長くはない研修期間についてのようです。語学の習得は(どこかの機会で目にしたのだけど)「穴の空いた柄杓で海水をすくう」と比喩されるほど継続力が求められます。上記の研修期間は「一生の中の一瞬」のような長さにしか相当しないかもしれません。しかし、これまで座学中心で勉強してきた外国語を現地で、そして現地の言語で習う経験や課外活動を含めた現地学生との交流は今後の英語学習の動機となるでしょう。また価値観を交差させることで国際的な視点で物事について考えるきっかけを与えてくれるには十分な長さだと思います。「躊躇しているくらいなら、まずはやってみよう」と消極的な自分の背中をそっと押してあげてください。現地ではきっと素敵な体験が、そして帰国後には心地よい達成感があなたを待っているはずですから。


(グアム島一周ツアーに参加中の2019年3月研修チーム)

(9月参加の学生二人にはグアム大学から届いた研修中の成績表が大村学長(国際交流センター長)より授与されました。共に最優秀の成績!)

 

◯ お知らせ
2019年度後期(2020年2・3月)実施の語学研修説明会が10月10日(木)に開催されました。研修先、宿泊先、費用、大学からの補助金、出発までのスケジュールなど詳細について説明がありましたが、10月30日の正午まで2019年度後期実施(2020年2〜3月)の研修の参加申し込みを受け付けています。関心がある方は髙橋までお知らせください。

文/髙橋 洋平(法学部准教授)

経営学部ビジネスリーダーシッププログラム「HATCH AND GO IN AOSHIMA」ラジオCMが放送されます

現在、経営学部はエフエム宮崎との連携のもと、ビジネスリーダーシッププログラム「HATCH AND GO IN AOSHIMA」を展開しています。先日、収録したラジオCMが完成し、エフエム宮崎にて10月3日より放送されることになりました。

今回作成したラジオCMは、青島を活性化することを狙いに、学生たちがプロの指導を受けながら20秒の枠の中で想いを詰め込んだものになっていきます。

ラジオCMの放送は、エフエム宮崎のフリースポットで、約1か月の間に5本の作品がそれぞれ30回流れることになります。CMの最後には、プログラムのタイトルである「青島活性化HATCH AND GO PROJECT」がサウンドロゴとして入ります。ぜひ、学生たちが作成したラジオCMを聞いてください。

<作成した学生メンバーからの一言>
①「親から子へ、つながる思い出」
このCMは子供の視点で始まります。この子のお父さんとお母さんは青島で出会い、結婚しました。そしてこの子が青島に来た時、とある昔の記憶を思い出す、そんなストーリーです。青島神社にお参りしたことで、親世代も子世代も恋が上手くいくという縁結びで世代をつなぐCMになっています。

 

②「神の神対応」
このCMは、10代から20代の男女をターゲットにします。青島神社には縁結びがあることをアピールするために、若い人たちが興味を持つような「アオハル」や「神対応」といったフレーズを使ったストーリーで神社に関心を持たせています。

 

③「海だけじゃないっちゃからね!」
このCMのコンセプトは、青島は海だけしかないと思っている人々に魅力を伝えているところにあります。聞いて欲しいポイントは、青島の魅力が海だけしかないと思っている宮崎の人達に「青島の魅力は海だけではない」という事を知ってもらうために、宮崎弁で魅力を畳み掛けているところです。宮崎弁を使うことで「より親近感を持ってもらう事ができるのでは」と思い、工夫しました。

 

④「神の導き」
コンセプトはリセットです。青島という自然豊かな場所で一度心の空気を入れ替え、次の仕事も頑張ってほしい、という思いを込めました。そのために、主人公の設定を20代の女性にし、最初の「疲れた〜」というセリフで共感を覚えさせ、また、青島の神様が現れるという突飛な状況をつくり、ちょっとくすっと笑えるような、コミカルなストーリーにしてみました。

 

⑤「青島リトライ」
私たち「青島リトライ」のターゲットは、車を持っていて青島に行ったことのある40代から60代の夫婦の方です。コンセプトは、昔青島が新婚旅行のメッカの頃の懐かしい思い出に浸るとともに、新しい思い出作りをしようという意味で「青島リトライ」となりました。改めて青島が再興、活性化するように作成しました。

経営学部合同ゼミナール「株式会社宮崎太陽キャピタル」様への研究視察報告!

 去る令和元年9月19日(木),本学の経営学部合同ゼミナール(宮永雅行ゼミナール,武次玄三ゼミナール,出山実ゼミナール,大内健太郎ゼミナール,柚原知明ゼミナール)は,「株式会社宮崎太陽キャピタル」(以下,「宮崎太陽キャピタル」)様に対して総参加人数が約50名規模の合同ゼミナールによる研究視察を行ってきました。

 本研究視察は,宮崎県を代表する直接金融機関であるベンチャーキャピタルとしてベンチャー企業への投資,経営コンサルティング,各種産官学の連携事業等を行っている「宮崎太陽キャピタル」様の事業内容に関する経営実態と投資スキームの学習を目的として実施いたしました。

 「宮崎太陽キャピタル」様におかれましては,大変お忙しい中私たちの研究視察のお受け入れ準備とご対応をいただきました。代表取締役の志戸本和孝様,執行役員の和田英孝様,マネージャーの柳本智仁様をはじめとするご対応いただいた社員の皆様に篤く御礼申し上げる次第でございます。

 本研究視察に関しては,下記の通り1.研究視察日時・訪問先・ご対応いただいた方々,2.写真集,3.参加したゼミナール学生の感想,4.柚原知明教授の研究視察総括,についてご報告いたします。

 

 

1.研究視察日時・訪問先・当日ご対応いただいた方々

 ◯研究視察日時: 令和元年9月19日(月)13:30~15:10
 ◯訪問先(所在地住所):「宮崎太陽キャピタル」様 (宮崎県宮崎市広島2丁目1番31号 宮崎太陽銀行様本社ビル内)
 ◯当日ご対応いただいた方々:
   代表取締役   志戸本和孝様
   執行役員    和田英孝様
   マネージャー  柳本智仁様

 

2.写真集

写真1. 代表取締役の志戸本和孝様による冒頭の御挨拶
 

写真2. 執行役員の和田英孝様による「宮崎太陽キャピタル」様のご紹介
 

写真3. マネージャーの柳本智仁様によるベンチャーキャピタルの事業内容と「宮崎太陽キャピタル」様の具体的な投資事例のご紹介
 

写真4. 学生(経営学部2年生 黒木一成くん,出山ゼミナール)による質問
 

写真5. 代表取締役の志戸本和孝様による大変ご丁寧なご回答
 

写真6. 学生(経営学部2年生 橋口凌くん,武次玄三ゼミナール)による質問
 

写真7. 研究視察最後の学生代表(経営学部3年生 小櫻一輝くん,出山ゼミナール)による御礼挨拶
 

 

3.参加したゼミナール学生の感想

濱砂健大くん(経営学部3年生 宮永雅行ゼミナール)
 今回は,さまざまなお話を聴いて,どのような仕組みで支援や投資などが行われているかを少しだけだが理解することができたと思う。どの企業でも一緒だが,やはりお客様と契約を結んだりするときは相手のことをよく知り理解することが大切だと改めて実感した。他にも利益だけを求める会社を今は必要としておらず,地域とともに協力しお互いの価値を付加していく関係になっていくべきという考えにはとても納得しました。もし私が将来企業を立ち上げる場合にとても参考になると思った。今回のお話には,メリットやデメリットについても語ってくださったのでとても信憑性のあるリアルなお話を聞けたのでとても参考になった。また機会があれば,他の会社の話なども聴きたいと思った。

橋口凌くん(経営学部2年生 武次玄三ゼミナール)
 今回,「宮崎太陽キャピタル」様の話を聞いて会社の実績と仕事内容や会社の理念などを詳しく知ることができた。まず,会社の利益を上げるためだけでなく地域貢献に取り組んでいることを知り,「宮崎太陽キャピタル」様という会社に対し,とても良い印象をもつことができた。私は環境についてゼミで学んでいるので,説明の中でCSV,ESGそしてSDGsについてこれから取り入れた事業を行っていくと聞き,より興味をもつことができた。今の宮崎には人口減少という大きな課題があり,「宮崎太陽キャピタル」様もこの課題解決に取り組んでいくとおっしゃっていた。今回の研修で,「宮崎太陽キャピタル」様がどのような会社であるのかより学ぶことができた。今後の就活での企業研究でも「宮崎太陽キャピタル」様の事業活動を参考にし,自分で考えて動く「考動」を実践していきたい。

井出美里さん(経営学部2年生 大内健太郎ゼミナール)
 本日は,このような講話をしていただきありがとうございました。今回の講話を聞いて,「宮崎太陽キャピタル」様がどのような仕事を活動しているのかが詳しくわかり自分たちが勉強してきたことが活かせることも改めて理解しました。また,自己資本比率が30%以下では大学で危ないと習いました。しかし実際だと超えている企業や事業は少ないことも初めて知り,そして以前見学した証券会社と銀行,ベンチャーキャピタルの違いがよくわかりました。事業で失敗して1円だけになったとしても会計処理のために回収することなど,とても良い勉強になりました。

米良夏佳さん(経営学部2年生 出山実ゼミナール)
 「宮崎太陽キャピタル」様は,地元の宮崎や鹿児島を中心に投資をしている会社で,地元の企業に貢献していることを知りました。投資の話では,回収できた事例もあれば,3千万投資して1円しか回収することができなかった失敗の事例もありました。失敗の原因は,類似商品が市場に多く出回っていて目立つことができなかったということでした。しっかり調査していれば失敗を防げていたため,小さなミスが会社の大きな損害を与えてしまう大変な仕事だと思いました。人事部の方のお話では,お客様の将来に大きな影響を与える仕事なので,どうしたら喜んでもらえるのかを常に考えて行動することが大切ということを聞きました。私も身近な学友会での活動やアルバイトで「人のために考えて行動する」ということを意識していきたいと思いました。

兒玉雪乃さん(経営学部2年生 柚原知明ゼミナール))
 私は,普段の授業で習っていることを通して,投資先は世界全体から選択するイメージを持っていました。しかしながら,「太陽銀行キャピタル」様は宮崎県・鹿児島県を中心として投資を行い,地域経済活性化に貢献しているということでVCの見方を広げることが出来ました。地域に約7割の投資実績があることや,投資の成功例だけではなく失敗例もみせていただき,こういうこともあるのだなととても勉強になりました。今後の「太陽銀行キャピタル」様の活躍を応援していきたいと思います。この度は丁寧なお話をしていただきありがとうございました。

 

4.柚原知明教授の研究視察総括

 「宮崎太陽キャピタル」様への研究視察は,今回で本学の経営学部合同ゼミナールとして4回目の訪問となりました。私たちは,何度お伺いしても興味と魅力が尽きないのが,「ベンチャーキャピタル(venture capital,以下VC)」という直接金融(投資家と企業が直接的に関わる金融の仕組み)機関の事業内容です。今回の研究視察を踏まえて,改めてVCという直接金融機関の事業内容について考えてみたいと思います。

 間接金融(投資家と企業との間に銀行等が間接的に関わる金融の仕組み)機関である「銀行」が行っている主な業務の中心は,預金者から預かった資金を企業や個人等の様々なお客様への融資によって利息を得る事業です。融資を受けた企業においては,当該企業の貸借対照表(B/S)上において他人資本(負債)となり,期日までに融資を受けた金額(借入金)に利息をつけて返却しなければなりません。融資を行う「銀行」においては,融資先企業に対して期日までに間違いなく返却出来るかという“安定性や健全性”を中心とした与信の審査を行います。

 一方の直接金融機関であるVCの主な業務の中心は,株式市場に上場していない未上場の有望企業に対するハイリターンを狙ったアグレッシブな投資です。また,VCの業務には投資に際して外部の投資家(機関と個人含む)の資金を集めたファンド(fund; 複数の投資家から集めた資金を投資し,そのリターンを分配する仕組み)を組織化し,その資金を将来の有望企業に対して投資を行う「外部資金の運用受託機関」としての側面も有しております。VCは,主に投資先企業の株式の一部を引き受けて,その株式と引き換えに投資を行います。投資を受けた企業においては,当該企業の貸借対照表(B/S)上において自己資本となり,VCが当該企業の株主として所有者の一部となります。VCにおける投資の出口(exit)としては,企業価値の上昇後に向けたIPO(initial public offering;新規株式上場)やM&A(mergers and acquisitions; 合併と買収)等が検討されます。投資を行ったVCにおいては,投資額と引き受けた株式の売却額との差額が利益(capital gain)となります。従って,投資を行うVCにおいては,投資先企業における業績や企業価値に関する“成長性や将来性”が審査の際に重要となります。また,当然経営者の魅力,実績や経営に対する姿勢も審査の際には,重要視されます。融資を行う銀行と投資を行うVCには,審査基準に本質的な違いが存在するのです。

 今回の「宮崎太陽キャピタル」様への研究視察においては,書物や文献だけでは学べない,莫大な利益(capital gain)を得ることが出来る非常にエキサイティングな投資に関する具体的事例をお聞きすることが出来ました。「宮崎太陽キャピタル」様の投資判断は,従来までの「経済合理性」(新規性,成長性,小さく生んで大きく育てる,経営者や創業者の魅力)に向けた調査・分析のみならず,CSV(creating shared value; 共通価値の創造),ESG(environment social governance; 環境・社会・企業統治),SDGs(sustainable development goals; 持続可能な開発目標)といった地域経済の活性化に向けた「社会貢献性」の視点からもご検討されている点が大変印象的でした。また, 地域経済の活性化に向けた「社会貢献性」の視点としては,ハンズオン(hands on; 育成・参加を基軸とする経営支援)型のベンチャーキャピタルを目指されております。具体的には,投資先企業に対して資金支援のみならずこれまで蓄積されたネットワークを活かした人材支援,販売促進等を含めた育成・参加を基軸とするハンズオン型の「経済合理性」と「社会貢献性」の同時追求を実践されております。

 私たちの学んでいる経営学という社会科学は,物理学や化学のような自然科学と違い理論の検証や体系化に向けて同じ現象を再現する実験が難しい学問領域です。しかしながら,社会活動や経営活動の現象・実態把握に関する測定を含む観察については,対象企業や組織のご協力をいただくことである程度可能となります。経営学の学徒(教員含む)にとっては,理論をある程度学んだら,積極的に実際の現場に出て行って取材や観察(研究視察)をすることが再び理論を学ぶ新たな興味や問題意識を醸成させます。経営学の発展においても,理論と実態との相互学習が非常に重要となります。今回の「宮崎太陽キャピタル」様への研究視察は,経営学を学ぶ学徒(教員含む)にとって,その理論と実態との相互学習の良い機会となりました。今回参加した学生諸君の中には,将来起業家や投資家を夢見るきっかけになった方も居ると思います。志のある学生諸君は,ぜひ大学でしっかりとした基礎理論を勉強して,実社会での厳しい実務経験を積んで,将来憧れの起業家(entrepreneur)や投資家(venture capitalist)になって下さい。
 また,今回の研究視察では3人の学生諸君がご説明いただいた内容に対して積極的に質問してくれました。最後の御礼挨拶は,全学生を代表して小櫻一輝くん(経営学部3年生,出山ゼミナール)が立派に行ってくれました。これらの経験は,今後の学生生活,及び将来の社会人としての職業人生に貴重な機会になったことと思います。

 最後になりましたが,研究視察の実施に向けた事前打ち合わせ,私たちの受け入れ準備と大変ご丁寧な対応をいただきました「宮崎太陽キャピタル」代表取締役の志戸本和孝様,執行役員の和田英孝様,マネージャーの柳本智仁様には,心より御礼申し上げる次第でございます。今後における「宮崎太陽キャピタル」様の益々のご発展とご繁栄を心よりご祈念申し上げます。
 また研究視察の後半,親会社「宮崎太陽銀行」人事部副長の馬崎祥太様には,銀行の主な仕事内容,及び銀行員になって学んだこと等の貴重なご経験をお話しいただき,参加した学生達の今後における就職活動に大変参考になったことも併せて心より御礼申し上げる次第でございます。

以上

 

(編集 経営学部/大内健太郎)

「高等教育の修学支援新制度」の対象校として認定されました

本学は、令和2年度から開始される「高等教育の修学支援新制度」の要件を満たし、対象大学として文部科学省から認定されました。

世帯収入と学習意欲の要件を満たす在学生(入学予定者)が対象となりますので、詳細は文部科学省ホームページでご確認ください。

経営学部ビジネスリーダーシッププログラム「HATCH AND GO IN AOSHIMA」ラジオCMの収録を実施しました

現在、経営学部はビジネスリーダーシッププログラム「HATCH AND GO IN AOSHIMA」をエフエム宮崎との連携協定のもとに取り組んでおります。本プログラムでは、学生たちがビジネスの中における主体的なリーダーシップを発揮しながら、青島を活性化するラジオCMを作り上げていくことを狙いとしています。

9月18日・19日は、エフエム宮崎にて、先日開催した合宿型ワークショップで作成した原稿をベースにラジオCMの収録を行いました。今回の収録は、原稿を作成した時と同様にラジオCM「20秒」という制限の中で、いかに豊かにCM原稿の意味・意図を伝えられるのかを考えながら実施しました。各チームの学生たちは、緊張しながらも、制作サイドの様々な要求(「もっと怒っている感じでお願いします」、「もっと驚いた感じでお願いします」、「助詞の部分は平坦に」など)に対してバリエーション(声質・声量)を変えながらオッケーができるまで何度も声を収録しました。

学生たちが原稿から収録まで想いを詰め込んだラジオCMのタイトルは、次の通りになります。
「親から子へ、つながる思い出」
「神の神対応」
「海だけじゃないっちゃからね!」
「神の導き」
「青島リトライ」
タイトルだけでは分かりづらいですが、5つとともに青島の良さを若い視点から切り取った良い作品になっていると思います。

収録したラジオCMは、SE(sound effect)などの調整が終わり次第、早ければ9月末からOAされる予定です。もうすぐ皆さんに聞いていただけることなります。楽しみにしていてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年 9月22日の保護者懇談会は予定通り開催いたします

2019年9月22日の保護者懇談会は予定通り開催いたします。

第68回全日本大学野球選手権大会に際しご寄付いただきました皆様へ

 この度の宮崎産業経営大学硬式野球部の全国大会出場に際しまして、多くの皆様から物心両面にわたるご支援を賜り心より御礼申し上げます。
厳しい経済情勢のおり皆様から賜りましたご芳志につきましては、選手の旅費、宿泊費等に有効に活用させていただきました。
 この程収支決算書が整いましたので、ここにご報告申し上げます。
 皆様のご支援に厚く御礼申し上げますとともに、今後とも変わらぬご支援をくださいますようお願いいたします。

 

宮崎産業経営大学 硬式野球部後援会長 安藤 弘純

宮崎産業経営大学 硬式野球部  監督 三輪 正和

本学法学部では「セクシャル・マイノリティの人権について考える」をテーマとした人権講座を開催します

本学法学部では、宮崎県人権啓発活動協働推進事業として、「セクシャル・マイノリティの人権について考える」をテーマとした人権講座を開催いたします。参加は無料です。
 多くの方のご参加をお待ち申し上げております。

 

【日時】令和元年(2019年)10月5日(土)
    13:00~16:00

 

【会場】宮崎産業経営大学 5号館2階大講義室(5202教室) ※駐車場あり

 

【講演】

第1部 「共生社会をめざして」
 青木 誠弘氏(宮崎産業経営大学法学部准教授)
第2部 「LGBT/SOGIの基礎知識」
 中塚 幹也氏(岡山大学大学院保健学研究科 研究科長)
第3部 「LGBTを取り巻く社会の課題:教育,医療,行政」
 中塚 幹也氏(岡山大学大学院保健学研究科 研究科長)

経営学部ビジネスリーダーシッププログラム「HATCH AND GO IN AOSHIMA」合宿型ワークショップを実施しました

現在、経営学部はビジネスリーダーシッププログラム「HATCH AND GO IN AOSHIMA」を株式会社エフエム宮崎との連携協定のもとに取り組んでいます。今年度のゴールは、学生たちが主体的にリーダーシップを発揮しながら、青島を活性化するラジオCMを作成することにあります。

今回の合宿型ワークショップでは、青島フィッシャーマンズビーチサイドホステルアンドスパにて、青島の風や音を感じながらCM作成していくワークを実施しました。合宿型ワークショップに当たっては、エフエム宮崎の膳憲太様、テレビ宮崎商事の東森大祐様、ハナビヤ・ラボの愛甲祥太様からご協力をいただきました。また、3日目の最終発表会では、エフエム宮崎社長の関計夫様にもご参加いただきました。

合宿1日目は、まずチームビルティングから始まり、ラジオの仕事について講義、青島散策、先日(8/25)のリサーチ結果の共有、コンセプト出しを行いました。コンセプト出しでは、青島の魅力をあらゆる角度から書きだしながら、5つの方向性にまとめていきました。

2日目からは具体的なCMづくりに入りました。ラジオCM作成に関する講義を聞きながら、CMづくりに大切なターゲットの設定、アプローチ方法、原稿づくりのワークを行いました。各チームは、プロのアドバイスを貰いながら、試行錯誤を続けて、様々な可能性を深堀していきました。この日は、多くのチームがより良いCM案を目指して夜まで修正を重ねていました。

3日目は、アナウンスの練習とプレゼンテーションの方法を学び、最終発表会に向けてブラッシュアップをしていきました。最終発表会では、関社長を含めて講師を務めてくれた方々の前で、チームごとに作成したCMの企画を発表しました。審査のポイントは、ターゲットとアプローチが適切であるか、CM原稿の内容に独創性・構想力・発想力があるか、プレゼンテーションのレベルが高いかなどです。審査員からは、どのチームの企画も発想豊かな内容であり、質の高いCMになっていると評価をいただきました。

今後、本プログラムとしては最終的なブラッシュアップをした上で、9月中旬にラジオCMの音入れを行い、早ければ9月末からCMがOAされる予定です。どんなCMが流れてくるか、楽しみにしていてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

経営学部ビジネスリーダーシッププログラム「HATCH AND GO IN AOSHIMA」事前調査研究を実施しました

 現在、経営学部では、ビジネスリーダーシッププログラム「HATCH AND GO IN AOSHIMA」を株式会社エフエム宮崎との連携協定のもとに取り組んでおります。その一環として、8月25日は、プログラムに参加している13名が青島地域のポテンシャルを発掘することを目的とした事前調査研究を実施しました。
 学生たちはチームに分かれて、定性調査の手法であるフォト・スタディ法とラブレター法を念頭に、「友人、知人、恋人に勧めたくなる人、物、場面」の写真撮影や青島の「におい・音」などの調査を行いました。
 今回の調査結果を集計・分析し、「HATCH AND GO IN AOSHIMA」のゴールである青島地区を活性化するラジオCMの作成に活かしていく予定です。
 今後は、9月2日から4日にかけて青島で実施する合宿型ワークショップで、具体的なラジオCMの作成に取り組んでいきます。

 

 

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