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【新体操部】九州学生新体操選手権 団体総合優勝、九州スプリング大会 有村文里 個人総合優勝!!

【新体操部 大会報告】

第43回九州学生新体操選手権大会

期間:4月28日(金)~29日(土)  会場:福岡大学

団体総合優勝(3連覇)、個人3位入賞!!

《団体》 総合優勝

 出場選手: 若松芽育、喜納小百妃、有村咲耶、青木心花、後藤ひまり

《個人》

第3位 有村 文里  (経営学部3年)第9位入佐 綺ララ  (経営学部2年)
第4位 若松 芽育  (経営学部3年)第10位青木 心花   (経営学部1年)
第5位 有村 咲耶  (経営学部1年)第11位後藤 ひまり  (経営学部1年)
第6位 喜納 小百妃 (経営学部2年)第13位大矢 愛華   (経営学部2年)
  第15位清 木乃香   (経営学部2年)

第16回九州スプリング新体操大会

期間:5月3日(水)~4日(木) 会場:シーハット大村

個人(有村文里)総合優勝、チーム対抗3位入賞!!

《個人総合》  有村 文里 優勝

《クラブ対抗》 第3位入賞 

(若松芽育、入佐綺ララ、喜納小百妃、有村咲耶)

《種目別》 

ボール 第6位 後藤ひまり 第10位 青木心花
クラブ 第8位 大矢愛華 第10位 清 木乃香

応援有難うございました!!!

下記のサイトでも本学新体操部が特集されています!
●Youtube「新体操NAVI」でも特集されています!⇒https://youtu.be/pBGs7dNP5dk
●新体操特集Webサイト「GymLove」⇒http://gymlove.net/rgl/topics/report/2021/04/12/41-1/

生成系AI(ChatGPT 等)の使用について

令和5年5月11日

学生のみなさんへ

学長 大村昌弘

生成系AI(ChatGPT等)の使用について

 現在ChatGPT等の生成系AIが大きな話題になっていますが、この使用については以下の点に十分注意してください。

1.危険性の認識について

生成系AIへの「入力」について

 生成系AIに的確に質問を行うと、それに応じて的確な回答が返ってきますが、その一方で入力された情報は常に漏洩の危険があります。
 情報漏洩の危険を常に意識し、自分や他人の個人情報やプライバシーに関する機密情報を入力してはいけません。

生成系AIの「出力」について

 生成系AIの出力は、驚くほど的確な「回答」を返してくることもありますが、一方で「嘘」や不正確な回答をまことしやかに返してくることもあります。
 したがって、その回答には、常に「誤りの可能性があること」を認識し、回答の妥当性を検証する必要があります。
 さらに回答の中には誤りだけでなく、他人の著作権やプライバシーの侵害のおそれがある記述もあり得ますので、それを使用することのないよう十分な確認・検証が必要になります。

2.学修効果と不正行為について

 生成系AIは使用の仕方によっては情報収集や考えをまとめる作業の強力なツールになります。具体的にはアイディア出し、データ分析、コード生成、分からないことがあったときに気軽に質問、などです。
 しかしその一方で、安易な使用は自ら調べたり考えたりする力の養成を阻害することになりかねません。
 「出力」をそのまま、自分のレポートとして提出したりすることは、自分のためにならないだけでなく、原則として不正行為になりますので、その利用には十分な注意が必要です。

 以上の点をふまえ、授業によっては、生成系AIの使用を禁止したり限定したりする場合があります。個々の授業における生成系AIの使用については、担当教員の指示に従ってください。

「宮崎のデジタル化」について考える法学部公開講座を開催!

3月28日(火)に、宮崎産業経営大学5101教室にて、法学部公開講座「宮崎におけるデジタル化を大学生とともに考える~デジタルデバイドの点を中心に~」を開催しました。

当日は、本学法学部の宮田より、ゼミ活動での大学生からの疑問や大学生アンケートなどを踏まえた基調報告をしたのち、都城市役所デジタル推進課の佐藤様、宮崎市役所情報政策課の若林様、つの未来まちづくり推進機構の原島様より、各市町村でのデジタル対応推進についておうかがいしました(ここまでは下の動画配信用URLにより視聴できます)。

また、本学法学部4年生の4名から、街頭アンケートの実施報告と意見が示され、行政担当の方から回答をしていただきました。

今回の企画は、大学生からの率直な疑問・意見が出発点となるとともに、大学周辺での街頭アンケート実施の印象から、「生活者個人として、まだデジタルによるメリットを十分に感じられない方々も多いのではないか」、「宮崎におけるデジタル対応の今後のビジョンやイメージが、一般の人々に十分に伝わっていないのではないか」という思いがありました。

都城市役所からは、同市デジタル統括課で、総務省のデジタル活用支援アドバイザリーボードにも参画された佐藤様から都城市の取り組みをご紹介いただきました。都城市が他の自治体に先駆けて「デジタル」に市として積極的に取り組まれ、住民の方々の理解が進み、イメージを共有できているからこそ、都城市スマートシティ推進条例の制定・施行につながったと感じました。

宮崎市情報政策課の若林様からは、民間での経験を踏まえた市民目線が宮崎市の取り組みに生かされていること、めざす方向性としては単なるデジタル化ではなくDX(デジタルトランスフォーメーション)であること、データ活用に重点を置き、我々生活者に直接目に触れないところで我々の利便性を高めるための工夫を検討されていること等、さまざまな貴重なお話をうかがうことができました。我々が知らないところで我々の暮らしがよくなるような工夫が進んでいるという実感を持つことができました。

最後に、つの未来まちづくり推進機構の原島様から、都農町での取り組みについてお話をうかがいました。都農町では、都城市や宮崎市に比べて行政規模が小さいという点をメリットとし、個々の町民の方々とのコミュニケーションを活かした柔軟で機動的な対応が特徴であると感じました。町民ありきのデジタル対応が当たり前となって高齢者であっても若者であっても一緒にまちぐるみで対応し、「デジタル・フレンドリー」を実現しているように感じました。

また、産経大大学生4名(安藤・河野・藤田・矢野)から、大学周辺のスーパー2店で4回ほど実施した街頭アンケートについて報告と意見が示されました。デジタル化が進むとセキュリティなどの不安があるという方が多かったことや、これ以上のデジタル化は望まず現状維持でいいという方が多かったこと、世代の異なる方々とのコミュニケーションをとれたことで実感できたことなど、大学生たちが直接感じたことを聴くことができました。

その後意見交換がなされ終了となりましたが、聴講者の方々からは、「直接行政の方々の考えや施策に触れることで、宮崎のデジタル化について、イメージがわいてきた」「知らなかったことが多く、非常にためになった」という意見をいただきました。

政府もデジタル田園都市国家構想を打ち出し、Well-Beingを目指したデジタル対応を進めています。他方で、普通に暮らしている個々の市民にとって、データの活用によるメリットやマイナンバーカードのメリットなどは実感できない段階にあり、まだまだデジタル対応推進のメリットをイメージしにくいというのも実態であるように思います。その中で、宮崎に合ったデジタル対応を我々市民一人一人が自分の生活に直結する問題として考え議論をしていくことが、私達が望むデジタル化をもたらすのではないかと感じました。

宮崎産業経営大学法学部としては、今後も、デジタルを含め、新たな社会の変化に関心をもち、社会の課題について広く発信を続けたいと考えております。

※公開講座終了後も、5月中は、公開講座の一部(発言者等の意向により一部動画内容を削除する可能性あり)を動画配信させていただきます。動画視聴をご希望の方はhttps://forms.gle/xzD6z9rUDDX5sCzy6から視聴希望アンケートにご回答をお願いたします。参加希望アンケートの中で、注意事項にご同意いただいた方に、動画視聴URLをお送りさせていただきます。

<お問合せ先(視聴希望以外のお問い合わせ)>
宮崎産業経営大学法学部教授 宮田浩史 
電話;0985-52-3111(代表)
E-mail:miyata@mail.miyasankei-u.ac.jp 

令和5年度宮崎産業経営大学入学式を挙行

今年度も入学式は新型コロナウィルスの感染対策を受けて新入生のみの入場により挙行となりました。
はじめに法学部119名、経営学部126名へ学長より異例の訓示がありました。
人類はGPTCHATの登場でAIとの共生という未踏の世界に入ったこと。大学4年間はAIに負けない人間らしい3つのチカラ(企画力・行動力・人間力)を磨くことを目標に、新しい社会科学の学問や部活動等に積極的に取組み充実した学園生活を送って欲しいとエールが送られました。併せて、業界のリーダーとして活躍している卒業生からの後輩に送るメッセージの紹介もありました。
その後、新入生代表法学部下園琉貴さんが入学生誓いの言葉を述べました。
式典の様子は5202教室の保護者会場にもライブ配信され、新入生のご家族を含む多くの方にご覧頂きました。

東京研究視察を実施しました!

産経大では、3月13日〜3月16日の間、「デジタル・アグロポリスコンテスト」の優勝チーム並びに全チームからの選抜メンバーによって東京研究視察を実施しました(高校生と大学生が中心)。
今回の視察は G7宮崎農業大臣会合応援プロジェクトに採択され実施しております。
以下、期間中の活動をご紹介します。

【3月13日】
ウクライナ大使館を訪問。インナ・イリナ書記官より、ウクライナに関して教育や文化をご説明いただきました。ウクライナ国旗の意味(黄色は小麦に代表される農業、青はウクライナの空)や食に関することなど、ウクライナの教育文化について詳しくご説明いただきました。後半は、ウクライナ戦争について触れられ、攻撃を受けた建物や人々の写真とともにウクライナの現状をご説明いただきました。書記官のご家族は今もキーウに住んでいらっしゃるとのことでした。ご説明の最後に、書記官から「この戦いに絶対に勝つ」というメッセージがありました。

【3月14日】
茨城県つくば市にある農業・食品産業技術総合研究機構(以下、農研機構)を訪問しました。農研機構では、食と農の科学館にて、農研機構の研究成果の報告を受けました。その後、NARO開発戦略センター・副センター長より「みどりの食料システム戦略」に関する農研機構の取り組み」についてレクチャーを受けました。

【3月16日】
東京の駐日欧州連合代表部へ訪問しました。今回の訪問目的は、通商部参事官のイザベラ様と上席通商担当官の小林様から、優勝チームの研究に関連したレクチャーを受けるためでした。まず、小林様から代表部のあるヨーロッパハウスの施設説明をいただきました。EU加盟国の大使やその他関係機関を招待したレセプション(例えば5月9日はヨーロッパデー)を開催する際に利用する大会議室をはじめとした設備をご説明いただきました。

その後の講義では、小林様よりEU全般に関するミッションや取り組みについてご説明をいただきました。

小林様のレクチャー後、今回のコンテスト優勝チームが自チームの研究成果について英語で報告しました。研究発表には通商部参事官のイザベラ様にもご参加いただき英語で研究発表を行いました。

その後、イザベラ様よりEUの農業政策に関する大きな取り組みの一つである農業のソーシャルサステナビリティについてレクチャーを受けました。このテーマは今回の優勝チームがテーマとして掲げている持続可能な農業と重なっており、研究のブラッシュアップに向けて大きな収穫を得ることができました。

今回は4日間という長い期間を使っての視察を行い、各訪問先で多くの時間をかけてたくさんの収穫を得ることができました。今回お世話になりました各機関・ご担当者の皆様へこの場をお借りして御礼申し上げます。

今回の成果については、6月のシンポジウムをはじめ、シンポジウムまでの間、You Tubeやホームページなどで発信していきます。これからも産経大は、継続して、未来の宮崎を担う若者たちが宮崎の主産業である農業と食について「食糧安全保障」の観点から学んできたことを広く発信していきます。

社会科学研究所

学生支援給付奨学金給付式を執り行いました

本年度も本学で「宮崎産業経営大学 学生支援給付奨学金 給付式」が執り行われました。
この奨学金は、平和グループ会長 松田義様から頂いた寄付金を基に学業が優秀であり、かつ、修学意欲が旺盛であると認められる者に対し、3月30日大村学長より表彰状及び奨学金が支給されました。本年は法学部16名、経営学部16名が表彰されました。
松田義様にはこの場を借りて御礼申し上げる次第でございます。

高鍋町との連携協定事業報告(令和4年度)

本学では、高鍋町との包括連携協定を結び、同町の将来像である「対話でつながる豊かで美しい街づくり」の実現に向けて支援しています。本年度は、包括連携の事業の1つとして取り組んでいる高鍋町幸せ指標(高鍋町版GNH)の中間アンケートを実施しました。

高鍋町幸せ指標(高鍋町版GNH)は、令和元年度に当時の高鍋高校と高鍋農業高校の生徒とともに、町民の基本的ニーズを満たす暮らしのあり方を話し合いながら作成したものです。第1回アンケートは、第6次高鍋町総合計画後期基本計画を作成する町民アンケートに合わせて実施しました。本年度実施した中間アンケートは、第1回のアンケートから3年が経った現在の数値を測ることを目的としました。また、今回のアンケートでは、幸せ指標だけではなく、基本的ニーズを阻害する要因を調べるためにソーシャルサステナビリティに関する内容も加えています。対象は、地元の中学生とその保護者としました。

アンケート結果からは、次のことが示唆されました。
・第1回よりも幸せ指標の数値が高くなりました。回答の対象者が絞られていますが、コロナ禍においても幸せな暮らしが実現できていることが分かりました。
・中学生の方が、大人(保護者)よりも幸せを感じています。大人(保護者)は、「子育て」「仕事」「介護」などに不安を抱えている結果となりました。この点においては、行政・職場・地域のフォローが重要となります。
・中学生と大人(保護者)とのギャップが大きい項目がありました。例えば、「防災」「ボランティア」「仕事」については、まずは家族や地域で話し合いながら取り組みを進めていく必要があります。
・ソーシャルサステナビリティに関するアンケートでは、大人(保護者)からは「地域の行事が多いことが負担であること」、「医療や介護の体制に関すること」、「情報交換や学びの場が少ないこと」などがあげられました。また、中学生からは、「学校の校則に関すること」などがあげられました。これらの項目は、町民の基本的ニーズを満たす力を損なう可能性があることから行政等による対処が必要となります。

アンケート結果は、高鍋町役場と共有して、町民の幸せや生活の質に関して対話をするために活用することをお願いしています。アンケート項目や結果の詳しい内容は、高鍋町のホームページからご覧ください。

高鍋町ホームページ(総合計画のページ)
https://www.town.takanabe.lg.jp/soshiki/chiikiseisaku/7/1/3/410.html

連携協定に関しては、コロナ禍の中で前に進むのが難しいところもありましたが、来年度はよりアクティブな活動を実施していきたいと思っています。引き続き、応援していただければ幸いです。

(経営学部:出山実)

令和5年度入学式について(お知らせ)

新入生の皆様
保護者の皆様

 

令和5年度入学式について下記のとおり挙行いたします。

日 時:令和5年4月3日(月)午前10時開式(受付:午前9時、開場:午前9時30分)
会 場:宮崎産業経営大学 体育館(宮崎市古城町丸尾100番地)
その他:入学式会場への入場は新入生のみとなります。
    保護者の皆様は保護者会場(入学式の模様をオンライン中継)へご案内いたします。
 ※事前にご案内(合格通知同封資料)した実施方法に変更はございません。

 

【マスクの着用につきまして】
 個人の主体的な選択を尊重し、マスクの着用は個人の判断にお任せいたします。
 ※国歌及び大学歌はご清聴いただきます。

 

 ご不明な点がありましたら、下記までお問合せください。
 宮崎産業経営大学 学生支援課 0985-52-3202

デジタル・アグロポリスコンテストを開催しました!

産経大は令和5年2月25日(土)に、3年ぶりとなる「デジタル・アグロポリスコンテスト」を開催しました。
5チームの若者たち(1チーム:高校生3名、大学生2名)が、6ヶ月以上の間、コンテストテーマ「ウクライナ戦争と食糧安全保障」に関してオリジナルでクリエイティブな視点で研究活動を行いました。
なお、今回のコンテストは「G7宮崎農業大臣会合」の県民応援プロジェクトに採択され、開催しております。

その集大成であるコンテストでは「農業のソーシャルサスティナビリティ」という研究テーマを掲げた出山チーム(チューター:出山実先生)が優勝となりました。

今回のコンテストでは初めての取り組みでしたが、昨年10月にオープンした学生のコミュニケーション空間である産経大附属図書館「インタラクティブサロン」を使用して開催しました。コロナ対策もあり、観覧人数には制限をかけましたが、特にコンテスト参加高校から多数の先生にご参加いただけました。5チームの研究発表はとても白熱したものでした。どのチームも甲乙がつけ難い独創的で創造的な研究内容でした。

優勝した出山チームのメンバーとチューターは3月13日から東京視察を実施しました。東京では、駐日ウクライナ大使館、農研機構、駐日欧州連合代表部などを訪問し、レクチャーを受講しました。特に駐日欧州連合代表部では、英語で研究発表しました。
※詳細は後日掲載予定。

以下、当日の内容と写真になります。

審査委員長の宮崎日日新聞社・編集局次長の戸高大輔様より開会のご挨拶をいただきました。戸髙様には最後に全体の感想もいただきました。

その後、駐日欧州連合代表部・通商部参事官のイザベラ・デストベレア様よりビデオメッセージをいただきました。

続いて、産経大と研究提携しているオランダ国立ワーゲニンゲン大学のJos Verstegen博士からご挨拶をいただきました。

1チーム目の研究発表では、ウクライナ戦争に痰を発した世界的な小麦の需給バランスの崩壊を受け、米粉を代用した場合の普及戦略について調査研究を行いました。

2チーム目の研究発表(今回の優勝チーム)では、「農業のソーシャルサステナビリティ」というテーマで、農家へのアンケートのテキストマイニングによって、農業の持続可能性の阻害要因の特定と改善策の追究にチャレンジしました。

3チーム目の研究発表では、スマート農業の更なる普及のために、スマート農業のエンターティンメント性を向上した栽培システムを製作して実演しました。

4チーム目の研究発表では日本の食の安定確保と宮崎農業の発展を両立するための方策について考察しました。

5チーム目の研究発表では、昨今のエネルギー価格の高騰によって、大きな影響を受け重油の高騰への解決策としての代替エネルギーの可能性を追究しました。その答えとしてバイオエタノールの提案を行いました。

全チームの発表終了後に、副審査委員長としてご参加いただいた駐日欧州連合代表部・上席通商担当官の小林恵様よりコンテストの講評をいただきました。

優勝チームの発表と表彰では宮崎太陽銀行・代表取締役頭取の林田洋二様にプレゼンターとしてお迎えしました。

そして特別審査委員としてご参加いただいた、JA宮崎中央会・専務理事の三田井研一様より総括のコメントをいただきました。三田井専務からは「若者目線の研究で想像を超える革新的な発表ばかり。若者目線の問題として研究したことは意義深い」とお言葉を頂戴しました。

なお、コンテストの模様は3月19日(日)発行の宮崎日日新聞社紙面で特集記事が掲載されました。

今回のコンテストそして東京視察の成果発表は今年6月の「未来創造型わけもん会議」で行います。

社会科学研究所 田中 賢一

【データサイエンス】共同研究成果が「インタラクション2023」にてインタラクティブ発表賞を受賞

 2023年3月8日(水)から3月10日(金)まで学術総合センター内 一橋記念講堂(東京都千代田区)にて開催された第27回 一般社団法人情報処理学会シンポジウム「インタラクション2023」にて、「手の接近及び多様な触覚刺激を識別する柔軟な触覚センサの開発」がインタラクティブ発表賞(PC推薦)を受賞しました。

 情報処理学会「インタラクション」は人と人工物、および人工物を介した人と人のインタラクションに関する国内最大のシンポジウムで、1997年から毎年開催されています。本年は224本のインタラクティブ発表への投稿から、まず、1論文につき5名のチーフプログラム委員/プログラム委員が割り当てられ、35本(15.6%)のプレミアム発表が選定されました。その中から、発表当日にチーフプログラム委員団の巡回審査を経て7本(3.1%)の受賞が決定されました。
 本発表は経営学部 岡夏樹教授が京都工芸繊維大学との共同研究の研究分担者として取り組んだ成果を発表したものです。発表内容は以下の通りです。

 人と触れ合うことは相手との親しみを強めたり感情を伝えたり様々な効果があることが知られています。ロボットも人との触れ合いにおいて適切な反応を返すことができれば、それらの効果が得られる可能性があります。そこで本研究では、導電性シリコンゴムを電極として使用した薄く柔軟な静電容量方式の触覚センサを開発しました。このセンサの表面に人肌の柔軟性を持つ皮膚素材を貼り付け、様々な触覚刺激における静電容量の時系列データを収集し、LSTM(Long short-term memory)を用いて刺激の識別モデルを構築しました。その結果、9つの状態の識別において85.1%の正答率が得られ、撫でる、叩く、くすぐる等の皮膚素材に直接触れる刺激だけでなく、手の接近/離反も高い精度で識別できることが示されました。また、皮膚素材の表面を押す強弱についてもある程度の精度で識別することができ、人の手との接触においては圧力センサとしても機能する可能性が示されました。

 本研究では深層学習を利用することで高い識別精度を達成していますが、経営学部ではデータサイエンスコースの新設(2024年度)に向けて、関連科目の充実を図っており、AI技術の急速な進展の原動力である深層学習については、演習形式で深層学習を学ぶ科目「実践人工知能」「機械学習」等を提供し、AIを使いこなせる人材の輩出を目指しています。

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