産経大法学部では、ゼミ活動が活発になされ、各ゼミごとに特色ある研究・活動がなされています。今回はその一例を紹介します。
法学部3年宮田ゼミでは、まちづくりに関心のある学生が集まり、政府が発表した「誰一人取り残さないデジタル化」という標語に注目し、「デジタル格差(いわゆるデジタルデバイド)」の点から宮崎のまちづくりを考えてきました。
学生からは、「誰一人取り残さないデジタル化は本当に必要なのか?」「デジタルを使える世代が増え、あと10年すれば自然にデジタル化するのではないか」など学生の議論は活発化し、実際に町全体でデジタル化に取り組んだ実績のある都農町の方に話をうかがいたいという希望がでるようになりました。
そこで、11月16日(水)に、つの未来まちづくり推進機構の原島裕志様にご来訪いただき、活発に議論を重なることができました。
※つの未来まちづくり財団HPでも紹介されています(11/17付)。→こちらをクリック!
学生からは、「実際に話を聞くと、知らないことも多く、新たな考えを知ることができた」「30年後を見据えた取り組みを聞いて、都農町に若者を残したという気持ちがわかった」など、さらに議論が発展するきっかけになったことが窺われました。今後は、社会のあり方や社会全体としてのデジタル化との関係などについて考察し、考察を深めて成果を発信したいと考えています。
文責;法学部教授 宮田浩史