宮崎産経大では7月14日より8日間の日程でオランダ・ベルギーにて遣欧青年使節団を派遣しました。今回の派遣に先立って開かれた「遣欧青年使節団派遣コンテスト」にて、最優秀賞に選ばれた宮田チームの県内高校生、産経大生、JA青年部で構成されたメンバーが記念すべき第1回派遣メンバーとなりました。
今回は「”Kool”な農業(かっこいい農業)」を探し求めることをテーマに、欧州連合、ワーゲニンゲン大学、そして現地農業企業家を訪問する研究視察となりました。
最初の渡航先であるベルギーでは、欧州委員会で農業及び農村開発を担当している部門であるDG AGRIで農業政策過去・現在・未来について、そして地理的表示(GI)保護制度に関して3時間にわたる特別講義を受けました。
オランダでは、国立ワーゲニンゲン大学でジョス博士による講義、及び宮田チームとジョス博士による農業の経営面を中心に積極的なディスカッションが行われました。講義終了後、夕食はジョス博士のご自宅に招待いただき、奥様とともにバーベキュー・パーティーをご用意いただき、温かいおもてなしをいただきました。ジョス博士や奥様とのコミュニケーションは、学生たちにとって、とても楽しい思い出になった様子です。
またオランダでは、フィールドワークとして、垂直農業(マッシュルームの都市型循環農業)、海上酪農(フローティング・ファーム)、パプリカの植物工場の3つの農業企業家を視察し、オランダの「カッコよくてクールな農業」に直に触れることが出来ました。いずれも企業家精神にあふれた農業企業家であり、学生たちも多くのカッコよさを実感していました。
最後になりましたが、今回の派遣に際して多大なるご支援とご協力を賜りました、学外関係機関の皆様ならびに大学関係者の皆様へ、この場をお借りして、御礼申し上げます。
今回の視察の詳しい報告は11月3日(日)に開催する「産経大シンポジウム」で報告します。追って開催詳細をご案内いたしますが、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
以下、渡航の様子です(写真)。
宮崎空港での壮行会の様子。左から、田中(産経大教員)、前田氏(JA児湯青年部)、松田さん(産経大)、黒木さん(産経大)、和田さん(宮崎北高)、齊藤さん(妻高)、墨(産経大教員)、長友弁護士(産経大客員教授)
欧州委員会本部ビル(ベルギー)前。 |
欧州委員会正門前で撮影。これから特別講義を受講してきます。 |
欧州委員会(DG Agri)での特別講義の様子
欧州委員会・DG Agriにて。特別講義後の集合写真。
欧州議会の議場「パーラメンタリウム」訪問。EUの歴史やその役割、欧州議会のメンバーなどについて学びました。
ジョス博士による講義の様子(オランダ国立ワーゲニンゲン大学で)
ジョス博士とのディスカッションの様子(オランダ国立ワーゲニンゲン大学で)
オランダ国立ワーゲニンゲン大学での集合写真
ジョス博士の自宅でのガーデン・バーベキューの様子
ジョス博士の自宅の裏庭(ガーデン)にて。庭にはリンゴやプラムをはじめ色とりどりの果物が実っており、学生たちは日本産との味の違いなどを楽しんでいました。
ジョス博士のご自宅前での集合写真(玄関口のポールには日の丸も)
都市型循環農業(マッシュルームの垂直農業)の視察 |
海上酪農の視察 |
大規模施設園芸農家の視察(パプリカの植物工場) |