本学では農と食の産業をベースに地域産業活性化を目指す「アグロポリス構想」を進めてきましたが、その一環として、農業先進国のオランダなどへ若者を派遣する「遣欧青年使節団派遣コンテスト」が6月8日に宮崎観光ホテルで実施されました。
コンテストでは、産経大生(2名)、県内の高校生(2名)、JA青年部(1名)の5名で構成された5チームが、宮崎の農食産業の発展につながる研究成果(農業会計の視点やマーケティングに基づく販売戦略など)を発表しました。審査の結果、経営の重要性と就農の多様化を提案した宮田チーム(黒木真央(本学)、松田大生(本学)、齊藤祐可(妻高)、和田ゆかり(北高)、前田智宏(JA児湯青年部))が優勝しました。
優勝した宮田チームは、来月の14日から8日間、欧州(ベルギー・オランダ)で現地のビジネスモデルなどを学ぶことになります。ベルギーでは、EU本部での特別講義、オランダでは、ワーゲニンゲン大学でジョス博士による講義と先端農家の視察等が予定されています。なお、オランダでは、ジョス博士の好意により家庭に招待されてバーベキュー大会が行われます。
以下、各研究チームの発表の様子です(写真)。
日髙チーム:山下菜々星(本学)、村田成実(本学)、久保田健大(宮崎西高)、竹原妃利(日南高)、前田清寿(JA綾町青年部)
研究テーマ:「農業ビジネスのコミュニティ・プロモーションに関する一考察」
出山チーム:黒木恵美(本学)、鳥原彰仁(本学)、杉原彩月(宮崎大宮高)、河野歩実(日向高)、緒方吉成(JA西都青年部)
研究テーマ:「農業における会計実践」
宮田チーム:黒木真央(本学)、松田大生(本学)、齊藤祐可(妻高)、和田ゆかり(宮崎北高)、前田智宏(JA児湯青年部)
研究テーマ:「農業に携わる人を増やすためには」
武次チーム:榊󠄀原七瀬(本学)、竹本佳代(本学)、山菅元太(都城西高)、吉田彩乃(鵬翔高)、岩切孝(JA宮崎中央青年部)
研究テーマ:「ひなたGAPを中心とした県農産品販売戦略の提案」
渡辺チーム:東博樹(本学)、坂元望晏(本学)、上野日奈妃(宮崎南高)、池田瞳(飯野高)、木佐貫智嗣(JA宮崎県農青協)
研究テーマ:「宮崎県産農産物の現状と課題」
審査員との質疑応答の様子
ジョス博士による講評
宮崎太陽銀行頭取 林田洋二様による優勝チームの表彰
優勝した宮田チーム
5チームの集合写真