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法学部 古事記・日本書紀編さん1300年記念関連 公開講座を開催しました

 10月27日(土)に本学法学部では、通算6回目となる「古事記・日本書紀編さん1300年記念関連公開講座」を開催しました。これまでと同様、宮崎県の事業として展開されている「神話のふるさと県民大学」とタイアップし、県内を中心に130名ものご来場をいただきました。本年も、県外から、古事記・日本書紀に関わる高名な先生方をお招きし、公開講座を開催することができました。

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【公開講座の様子】

 西村さとみ先生(奈良女子大学准教授)から「日本紀の局 紫式部―平安貴族と『日本書紀』―」という題でご講演をいただきました。
 まず「日本紀の御局」と称されたという紫式部は、漢文で書かれた日本書紀を読んでおり、源氏物語のなかにも「日本紀」の書名を登場させていることが紹介されました。そして平安時代の9~10世には内裏において貴族を集めて「日本書紀」の講義が開催され、そこでは「日本書紀」の語句をやまと言葉でどう読むのかが説明されていたこと、しかしその後、11世紀以後の歴史物語においては日本書紀や神代が顧みられることは少なく、10世紀の醍醐・村上朝を聖代視するというように、平安貴族の歴史観に変化がみられることが論じられました。

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【西村先生によるご講演】

 次に、樋口知志先生(岩手大学教授)から「『日本書紀』と蝦夷」という題でご講演をいただきました。
蝦夷は、古代の日本列島の東北の辺境に住み、8世紀の律令制下にはある種の異族視・蔑視された人々であったこと、この点では列島の西南の辺境に住む隼人と共通するが、しかし蝦夷と隼人には少なからぬ差異もあることが指摘されました。日本書紀において隼人は海幸の子孫という天皇家につながる系譜が語られ、また7世紀以前に天皇に近侍して登場するいっぽうで、蝦夷にはそのような天皇との親縁関係は一切見られず、時には外部の荒ぶる神を戴いていると描かれるものの、仏教については隼人より蝦夷のほうが早くから弘通するなどの相違があり、両者の間には何らかの役割分担があった可能性が論じられました。

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【樋口先生によるご講演】

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【コーディネーターの本学・柴田博子教授による資料の解説】

 いずれも貴重なお話をいただき、参加者の皆さんも大変熱心に耳を傾けておられました。

 当日ご来場いただいた皆様に篤く御礼を申し上げます。今後も、本学では地域のニーズに合った様々な学びの機会を提供したいと考えております。どうぞご期待ください。

(法学部公開講座運営委員会 福本 拓)

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