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経営学部合同ゼミナール(出山,大内,森田,柚原,宮永) による「宮崎商工会議所」様への研究視察報告!

 去る平成30年9月21日(金),本学経営学部の出山実ゼミナール(財務会計論,情報会計論),大内健太郎ゼミナール(会計学,医療・福祉会計論,医療・福祉経営論),森田英二ゼミナール(会計学,情報システム論),柚原知明ゼミナール(経営組織論,経営戦略論),宮永雅行ゼミナール(投資教育,経済教育,FD教育)は,参加人数約50名の経営学部合同ゼミナールによる「宮崎商工会議所」様への研究視察を行ってきました。

 本研究視察は,宮崎における地域経済の新興及び企業の経営指導に非常に大きな役割を担っている「宮崎商工会議所」様の歴史,組織規模,社会的役割,具体的な事業内容等々に関する実態把握を目的として実施致しました。また,卒業後の進路選択として「宮崎商工会議所」様の業務内容を把握することも目的となりました。

 「宮崎商工会議所」様におかれましては,大変お忙しい中参加者数約50名規模の私たちの研究視察の受け入れ準備とご対応をいただき,関係者の皆様に篤く御礼申し上げる次第です。

 本研究視察に関しては,下記の通り1.研究視察日時・訪問先・当日ご対応いただいた方々,2.写真集,3.参加したゼミナール学生の感想,4. 森田英二准教授の研究視察総括についてご報告致します。

 

 

1.研究視察日時・訪問先・当日ご対応いただいた方々

 ◯研究視察日時: 平成30年9月21日(金)13:00~14:15
 ◯訪問先(所在地住所):「宮崎商工会議所」様 (宮崎県宮崎市錦町1番10号KITENビル7F)
 ◯当日ご対応いただいた方々:
   中小企業相談所長 「川村淳」様
   商工観光部次長兼経営指導部次長 「黒木竜一」様 
   専門経営指導センター課長補佐 「杉田剛」様
   経営指導部主任主事 「村角知幸」様

 

2.写真集

写真1. 研究視察に向けた開始直前の合同ゼミナール学生の様子です。
 

写真2. 中小企業相談所長「川村淳」様による研究視察冒頭の御挨拶です。
 

写真3. 商工観光部次長兼経営指導部次長「黒木竜一」様による御講演です。
 

写真4. 専門経営指導センター課長補佐「杉田剛」様による御講演の様子です。最先端企業に関するエキサイティングな経営実態についてご紹介いただきました。
 

写真5. 会場からの質疑応答の様子です。
 

写真6. 最後に研究視察のお受け入れに対するゼミナール学生代表(経営学部4年生「大下将史」くん)による御礼挨拶の様子です。「大下将史」くんは、さすが就職が決まっている4年生でした!
 

写真7. 最後の御挨拶時の合同ゼミナール学生の様子です。
 

 

3.参加したゼミナール学生の感想

「松山奈津希」さん(経営学部2年生 出山実ゼミナール)
 「宮崎商工会議所」様の職員の方から商工会議所とは何かの詳しい説明があった。創業や新規事業の経営支援や,ネットワークの構築,宮崎での祭りなどの活動をしており,宮崎を盛り上げる仕事をしていた。宮崎の強みや弱みをしっかりと把握したうえで,宮崎が活気のある元気な街で,働きやすく住みやすい地域になる様な取り組みをしている場所だった。自分が住んでいる場所でもあるので,宮崎を活気づけている企業の話を聞けてとても良い経験だった。

「蛯原隆成」くん(経営学部3年生 大内健太郎ゼミナール)
 今回の「宮崎商工会議所」様での講話では,商工会議所ではどんな仕事をしているのか宮崎の注目の企業などを教えていただきました。「宮崎商工会議所」様では商取引の仲介,処理だけでなく地域で行われている行事等にも参加したりしていることが分かりました。各場所で非常に地域に密着していると思いました。また,宮崎県には成長を期待されている企業が多数あることが分かりました。今日,一番印象に残ったのは,口蹄疫で生産者には補助金が出たが飲食店などには何もなかったお話です。今まで宮崎県では生産者だけがダメージを負ったと思っていましたが,影響は広がるということを改めて認識しました。

「田﨑涼」さん(経営学部2年生 森田英二ゼミナール)
 私は,「宮崎商工会議所」様について何も知りませんでしたが,今回のお話で活動内容に興味を持ちました。「宮崎商工会議所」様では,経営支援や検定試験を主催していたり,毎年盛り上がるイベントを実施していたりと宮崎県の地域活性化のために様々な活動を行っていると初めて知りました。自分たちが生活する中で施設を便利に活用し,花火大会を楽しむことができるのは,「商工会議所」様の方々がいらっしゃるからだと実感しました。それと同時に,そのような宮崎の活性化に携わることができるのも素晴らしい職業だと思い,就職を決める視野が広がりました。新規事業,補助金・資金などの経営支援については,経営学を学んでいる私にとって興味のある話であり,大学で学んでいることが実際にどのように利用されているかを知ることができる良い機会にもなりました。今後は,検定の受験だけでなく,ボランティアにも積極的に参加してみたいと思います。

「奥平佳奈枝」さん(経営学部2年生 柚原知明ゼミナール)
 今回の研究視察においては,「宮崎商工会議所」様にご準備や運営などのお受入れをいただき,本当にありがとうございました。研究視察に参加して,今まで自分知らないことをたくさん聞くことが出来て,とても良い経験になりました。また,機会があれば参加したいと思います。

「林田晃拓」くん(経営学部3年生 宮永雅行ゼミナール)
 今回は,「宮崎商工会議所」様の主な業務や目的などを知ることができました。特に印象に残ったのは,地域活性化に関連することです。宮崎の企業を支援し地域活性化につなげることが,いかに大切なことなのかというのを教えていただきました。宮崎の活性化の力になろうとする努力が,今回の講義で伝わってきました。様々な企業や分野に支援を行い,企業だけではなくその先がある高校生や大学生に対しても支援を行っていることに驚きました。未来の人材育成にも積極的にチャレンジしており,とても好感をもつことができました。機会があれば,次回も参加していきたいです。

 

4.森田英二准教授の研究視察総括

 現在,「宮崎商工会議所」様主催の「複式簿記講座」の講師を務めており,この関係から今回の研究視察の実施に至ることとなりました。「宮崎商工会議所」様には平成27年2月にも訪問させていただき,今回で二回目となります。学生にとって「宮崎商工会議所」様は検定試験の時に接点を持つことがありますが,その具体的な事業内容については知られていないため,今回の企画は企業研究として良い機会となると考えられました。また就職先として希望する学生にとっても,直接企業に触れられる貴重な時間となりました。
 今回お話ししていただいた内容として,まず「宮崎商工会議所」様の意義と歴史とミッション,さらに事業内容について詳細な解説をしていただきました。商工会議所は,所在するエリア内の商工業の振興と社会一般の福祉増進の役割を担うことで,わが国の商工業の発展に寄与すること目的としている「地域総合経済団体」としての位置づけになります。その歴史は古く,国際的には1599年のフランスにおける商業会議所の設立から,わが国においては1878年の東京商法会議所の設立から始まっています。またミッションとして,①政府や自治体に対する政策提言②中小企業の活力強化③地域経済の活性化という三点が紹介されました。
 「宮崎商工会議所」様は1929年に設立され,宮崎県内に9つの商工会議所が存在しています。事業内容としては大きく3つに分かれています。まず一つ目は経営支援であり,創業や新規事業の支援を行い,補助金申請や資金相談も行っています。さらに中心市街地活性化事業や商店街活動支援事業の地域活性化事業にも取り組んでいます。二つ目はネットワーク構築として新年賀詞交歓会や女性会,青年部の活動などコミュニケーションの場を提供しています。三つ目としては地域行事のサポートとして,宮崎神宮大祭やみやざき納涼花火大会,みやざき植木市といったイベントを手掛けています。また今回のお話では,数ある事業内容の中から新規事業の創出から販路開拓までのサポートを一貫して行う「みやざきスタートアップセンター」の内容について,詳細に説明していただきました。
 「宮崎商工会議所」様の取り組みは活気のある元気な街づくりと働きやすく住みやすい地域を目指しており,全体を通して「宮崎を盛り上げよう」という力強いメッセージが伝わってきました。「宮崎商工会議所」様は個人や企業から地域全体を対象として,商工業の視点からビジネスに加え社会貢献的な役割も担っているともいえます。
 本学の学生は法学や経営学を中心とした社会科学分野を学んでおりますが,今回のような研究視察は実際の現場を直接知ることが可能であり,大学の講義における理論的な学習と合わせて学問に対する理解を深める良い機会になると考えられます。師弟同行のもとに実学の精神を尊重する本学にとっては,学生や教員も含めて今回のような研究視察は大変有益な活動となります。また今後の企画に注目していただきたいと思います。
 最後になりますが,今回の研究視察においては会頭の米良充典様と専務理事の豊島美敏様,事務局長の安田宏士様をはじめとして,ご説明いただいた中小企業相談所長の川村淳様と商工観光部次長兼経営指導部次長の黒木竜一様,専門経営指導センター課長補佐の杉田剛様,窓口としてご対応いただいた経営指導部主任主事の村角知幸様,そして受け入れのご準備とご対応をいただきました関係者の皆様に大変お世話になりました。ここに厚く御礼申し上げます。

以上

(編集 経営学部/大内健太郎)

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