宮崎産業経営大学



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フューチャーセッション「若者からはじまるっちゃが!献血の未来!」を開催しました。

9月18日、経営学部公開講座としてフューチャーセッション「若者からはじまるっちゃが!献血の未来!」を開催しました。当日は、赤十字(日本赤十字社宮崎県支部・宮崎県赤十字血液センター)の方々、学生献血推進協議会のメンバー、大学生、本学教員など50名が集まりました。

一般的に社会問題を扱うイベントは、主催者サイドの「想い」が強くなりすぎて参加者が一歩引いてしまうということがあります。実際に、日本赤十字社宮崎県支部や血液センターの活動の中でも同様のことがあったそうです。今回のフューチャーセッションは、献血に興味がある人だけでなく、興味がない人も参加者として招き入れ、献血の問題に引き込む未来志向の問いを投げかけることで、参加者全員を献血活動に巻き込んでいくことを目的としました。

フューチャーセッションでは、まずストーリーテリングとして宮崎県赤十字血液センターの竹田さんに「宮崎の献血の現状」を話してもらいました。それを受けて参加者全員でペア対話・グループ対話、ワールドカフェと対話を重ねて、クイックプロトタイピング(試作品づくり)として未来新聞を作りました。未来新聞のテーマは「2025年、オンリーワンの献血活動とはなんだろう」でした。

作成された未来新聞からは、デート中に献血に行ったり、献血前後に食べる料理を普及していたりと、10年後の社会では、献血は特別なことではなく、日常生活に組み込まれた普通のことと扱われていました。本を読むこととか、料理をすることとか、と同じ日常としての献血活動。未来新聞からは、自分ゴトにしなければと構えるのではなく、若い子の空気感的なアイデアが読み取れました。最後に、サークルの時間として、参加者全員で「献血とは〇〇だ!」とポージングをつけて表現してみました。「〇〇」の中はすべてポジティブな言葉でした。

今回のフューチャーセッションを通じて、献血活動に対する新しい視点やアイデア、アクションを多く生み出すことができました。その1つ1つは小さいイノベーションに過ぎません。しかしながら、フューチャーセッションに参加した人が自分のコミュニティでアクションを生み出してくれたり、そのアクションが次のアクションにつながったりしていく中で、イノベーションの総合化が生まれて社会変化が起こってくると考えられます。今後も、献血フューチャーセッションを続けていきながら、献血の未来により良いインパクトを生み出していく予定です。

 

<フューチャーセッションの写真>


①オープニングトークが始まります。



②竹田さんによるストーリーテリング。



③ワールドカフェの様子。みんなでアイデアを出し合います。



④ワールドカフェの様子。ワールドカフェでは3回の席替えを行いました。



⑤ワールドカフェの様子。学生ファシリテーターがアイデアを引き出します。



⑥マグネットテーブルで同じ意見の人とチームを組みます。



⑦未来新聞づくり。オンリーワンの未来を考えます。



⑧プレゼンテーション。10個の未来新聞をみんなでシェアしました。



⑨竹澤先生による未来新聞の講評。



⑩最後に参加者全員が円になってサークル。



(本件に対するお問い合わせ)
経営学部 出山、山田、竹澤

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