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裁判員制度について、現役裁判官による出張講義及び意見交換会を実施しました

 去る10月1日、本学に宮崎地方裁判所所属の竹内大明裁判官と伊藤達也裁判官が来られ、裁判員制度について出張講義と学生との意見交換会を行いました。
 裁判員制度は、施行後5年が経過しましたが、市民の間に定着したとまでは言えないのが正直なところではないでしょうか。裁判員制度をめぐる裁判も提起され、制度施行直後とは異なり、施行に伴う問題も噴出しております。このような中、裁判員になる可能性をもった学生と現役裁判官が生の交流を持つというのは、これからの日本を背負う学生にとっても、法的素養を養ういい機会になるとともに、大学で学んでいることと社会のつながりを考える機会になると言えます。今回は、宮崎地方裁判所からお話をいただき、法学部の宮田が仲介役として、現役裁判官による出張講義及び意見交換会が実施される運びとなりました。

午前の部では、大教室にて主に1年生を対象として、裁判員制度について、わかりやすい説明をしていただきました(講義の様子は、10月1日のmrt宮崎放送報道ニュースでテレビ放送されるとともに、10月2日付の朝日新聞朝刊、10月4日付の毎日新聞朝刊にも掲載されました)。
午後の部では、2・3年生を中心とした少人数を対象とし、裁判員制度について現役裁判官と学生が意見交換をしました。以下は、意見交換会に出席された学生と教員の感想です。

 

<意見交換会の様子>
宮田ゼミ(民法)・星ゼミ(会社法)・阿部ゼミ(憲法)・明石ゼミ(民法)・石田ゼミ(行政法)を中心に、雨宮ゼミ・立川ゼミの学生も参加し、法学部生合計30名が集まりました。

意見交換会1   意見交換会2

 

 

<参加した学生のコメント>
・「現役裁判官の方が気さくな感じの方でとても驚きました。裁判員制度の説明もわかりやすく、素人でも正しくしっかりと話し合いに参加できるものだとわかり、新しい発見でした。裁判員になる機会があれば、ぜひ参加してみたいです。」(雨宮ゼミ・3年学生)

・「判決後に自分の出した判決に後悔したりすることはあるのかという質問に対して、十分に吟味し考えた上で出した判決だから後悔はしないですと断言されていたのがとても印象的でした。」(雨宮ゼミ・3年学生)

・「裁判員裁判に参加した人たちの意外な感想を聞いて驚いた。一般市民が参加する裁判は、重罪のものばかりだという点も意外だった。」(雨宮ゼミ・3年学生)

・「実際に働いている裁判官の方から直接話を聞ける機会はあまりないのでよかった。裁判員に対する配慮など、裁判員制度のことを詳しく知らなかった自分にとっていい勉強になりました。判決文をどこで書くのかという質問についての回答が印象的でした。普段聞けないことを知ることができて、参加してよかった。またこのような機会を持ってほしい。」(雨宮ゼミ・3年学生)

・「凄惨な証拠写真を見るのが嫌で、自分が裁判員になったらどうしようと不安に思っていたが、裁判員経験者のアンケート結果や裁判員に対する配慮がなされていることなどを知り、自分も是非裁判員をやってみたいと思うようになった。裁判官という職業のやりがいは何かという質問に対し、判決書を完成させたときの達成感だという回答をいただいたときには、やりがいを求め努力する大切さを実感し、感銘を受けた。」(雨宮ゼミ・3年学生)

・「知らないことをいろいろ教わり、勉強になった」「意見交換会に出席して、裁判員に選ばれたらぜひ行こうという気持ちになった」(宮田ゼミ・2年学生)

・「意見交換会という形で触れたことで、自分の中で裁判員裁判への興味が深まりました。特に、死体などの証拠写真に対する(裁判員への)配慮という点には驚かされましたが、証拠に触れる機会は、裁判官と裁判員が基本的には平等だということにも驚きました。また、私が目指す進路と関わりがある話を聴くことができて、もっと勉強を頑張ろうと思いました。」(明石ゼミ・2年学生)

・「『裁判官=堅物?』多くの人が抱くイメージだが、実際はむしろ逆で、柔軟でないと務まらない職業だと感じた。様々なことを勘案しながらも筋を通す思考面、厳格さと人間味を行き来する行動面双方の柔軟性。これらはぜひ見習いたいものであり、早速、冒頭の固定観念を打破できたことが今回の収穫だった。」(大坪ナビ・1年男子学生)

<参加教員のコメント>
・「『裁判官の方々がとてもフランクにフレンドリーに接してくれたので、裁判所に対する堅苦しいイメージが変わった』と学生達には好評だった。法化社会に向けた法教育の1つの方向性が見えた気がする。」(星光教授)

・「国民の司法参加について、実務家の方の意見を聞くことで具体的な場面を想像しながら考えることができました。学生も、裁判員裁判についてさらに興味をもつと期待しています。」(阿部純子准教授)

・「裁判員という身近なようで身近に感じにくい制度について、教員が教えることのできない現実をご講義下さり、学生だけでなく我々教員にとっても有意義なものでした。」(明石真昭専任講師)

・「今回の意見交換会を経て、学生からは、『実際の裁判をみてみたい』、『裁判員制度に対する抵抗が減った』との感想がありました。裁判官の方と触れ合う機会はなかなかないため、非常に貴重な経験ができたと思います。(石田若菜専任講師)

文責・法学部/宮田浩史

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