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経営学部合同ゼミ(出山、柚原、宮永)による 「福岡証券取引所」研究視察報告!

 去る夏休み終盤平成26年9月22日(月)、本学経営学部の出山実ゼミ(財務会計論、情報会計論)、柚原知明ゼミ(経営組織論、経営戦略論)、宮永雅行ゼミ(投資教育、経済教育、FP教育)は、合同ゼミによる「福岡証券取引所」への研究視察を行ってきました。今回の研究視察は、各ゼミから予想を遥かに超える多くの学生諸君が参加を希望する事態となり、貸切りバスを手配するほどの大盛況となりました。

 本研究視察は、「福岡証券取引所」を対象として証券取引所の社会的役割と新興企業向けの市場「Q-Board」を中心とする株式市場への株式上場に向けた実態把握を目的に実施いたしました。近年の我が国株式市場は、リーマンショックや東日本大震災の影響により日経平均株価等の低迷が続いておりましたが、アベノミクスによる景気政策以降徐々に回復に転じてきております。特にIPO(Initial Public Offering;株式新規公開)件数は、景気回復の一つのバロメーターとして徐々に上昇に転じてきております。近年の我が国証券取引所は、統廃合によって「札幌証券取引所」「東京証券取引所」「名古屋証券取引所」「福岡証券取引所」の4取引所になっております。本研究視察は、九州地区に存在する「福岡証券取引所」を対象としてその社会的役割、及び九州地区のベンチャー企業や中小企業が株式上場を目指している新興企業向けの市場「Q-Board」を中心とする実態把握を目的として実施に至りました。

 「福岡証券取引所」におかれましては、大変お忙しい中40名規模の私たちの受け入れ準備とご対応をいただき、関係者の皆様に篤く御礼申し上げる次第です。

 本研究視察に関しては、下記の通り1.研究視察日時・訪問先・ご挨拶者及びご対応いただいた方々、2.写真集、3.参加したゼミ学生の感想、4. 宮永雅行先生の研究視察総括、についてご報告いたします。

 

1.研究視察日時・訪問先・ご挨拶者及びご対応いただいた方々

○研究視察日時: 平成26年9月22日(月)14:00~15:50
○訪問先(所在地住所):「福岡証券取引所」(福岡県福岡市中央区天神二丁目14番2号)
○ご挨拶者及びご対応いただいた方々(名刺をいただいた方々のみ記載)

  • 総務部部長 兼外国株式上場推進室室長 兼福岡証券取引所活性化推進協議会事務局次長 宮崎一夫様
  • 営業部部長 兼外国株式上場推進室室長 兼福岡証券取引所活性化推進協議会事務局 小島隆之様
  • 営業部部長 兼外国株式上場推進室室長 兼福岡証券取引所活性化推進協議会事務局 山口徹様
  • 総務部調査役 松家啓介様
  • 総務部調査役 野田朋美様
  • 営業部参与 久恒潔様

 

2.写真集

写真1.「福岡証券取引所」入り口の様子

写真1.「福岡証券取引所」入り口の様子

写真2.講演をしていただいた野田様

写真2.講演をしていただいた野田様

写真3.講演を熱心に聞く学生たちと教員

写真3.講演を熱心に聞く学生たちと教員

写真4.講演で映し出されたパワーポイントです。「福岡証券取引所」は、 一般市場「本則市場」と新興企業向けの市場「Q-Board」に分かれております。

写真4.講演で映し出されたパワーポイントです。「福岡証券取引所」は、 一般市場「本則市場」と新興企業向けの市場「Q-Board」に分かれております。

写真5.積極的に質問をする古川くん(柚原ゼミ)

写真5.積極的に質問をする古川くん(柚原ゼミ)

写真6.落ち着いた質問態度の坂本さん(宮永ゼミ)

写真6.落ち着いた質問態度の坂本さん(宮永ゼミ)

写真7.質問に懇切丁寧にお答えてくださった西村様

写真7.質問に懇切丁寧にお答えてくださった西村様

写真8.ゼミ学生全員を代表して御礼挨拶を行っている岩下さん(出山ゼミ)

写真8.ゼミ学生全員を代表して御礼挨拶を行っている岩下さん(出山ゼミ)

 

3.参加したゼミ学生の感想

古川大樹くん(経営学部2年生 柚原ゼミ)
 福岡県に行くのは今回で3回目でしたが、福岡証券取引所には初めて行きました。福岡証券取引所が今チャレンジしているのは、IPOであることを知りました。その他にも単独上場会社33社で「福証単独上場の会」を形成していること、以前は天井を高くして下の階で取引をしていたこと、一極集中化が起きていることなどを知ることができました。改めて日本の各証券取引所に感謝しなければならないと感じました。その理由は、今私たちがこうして暮らせるのは証券会社や証券取引所の取り組みがあるからです。最後に、私は東京証券取引所に負けないくらいの福岡証券取引所に今後発展していってほしいと願っております。貴重な時間をいただき誠にありがとうございました。福岡証券取引所の皆様に深く感謝申し上げます。

迫口祐太朗くん(経営学部2年生 柚原ゼミ)
 本日は、普通に過ごしていてなかなか入る機会のない福岡証券取引所で貴重な説明をしていただきました。そこでは株式会社や証券取引所の仕組みや役割、福岡証券取引所の主な取り組みについて、金融に疎い自分でも理解できるような丁寧な説明をしていただきました。
 今回の説明で2つの驚きがありました。1つ目は、全国の証券取引所の概要です。もちろん東京に上場会社が集中しているのは分かっていましたが、実際の数字を見てみると予想を遥かに上回る差があり驚きました。九州はアジアに近いことを生かし、新たな道を切り開いているのはとても参考になりました。2つ目は、上場することが必ずしもメリットではないことを改めて認識したことです。話を聞いてみると上場までにかかるコストが新興企業にとっては無視できないものであることと、会社がパブリックなものになるため相応の改善が必要であるとのことでした。社長としては、個人的な企業から公的な企業になっていく時の意識改革のようなものが必要なことに気づかされました。今回の研修を自分の中でどう生かせばいいかは見つかってはいませんが、この貴重な体験を必ずどこかで役立てていければと感じました。

岩下佳澄さん(経営学部3年生 出山ゼミ)
 今回の福岡証券取引所での見学を通して、株式会社の仕組みから資金調達の様々な手段、そして証券取引所の仕組みを知ることができました。また、福岡証券取引所の実際の活動、IRフェアや九州IPO挑戦隊など独自の取り組みを知ることができました。授業中に出てきた福岡証券取引所だけではなく、東京証券取引所や札幌証券取引所などのマザーズ、アンビシャスなど授業で習った言葉が実際に使われており、聞き流すだけではなく、しっかり授業を聞いていて良かったなと思える場面もありました。
 その他にも、大発会など証券取引所に見学に行かないと知られない単語も知ることができ、もっと証券取引所の色々な話を聞きたいなと感じました。この福岡証券取引所の見学で気になったことを自分で調べて、今後の就職活動に役立てていきたいと思います。

中田愛珠さん(経営学部3年生 出山ゼミ)
 今回、福岡証券取引所で証券取引所のしくみや役割について、ゼミナールを受講しました。大学の講義で学ぶ株式会社や株式の仕組みについて、丁寧に易しく教えて頂いたとともに、福岡証券取引所の取り組みとして、九州や福岡県の上場を目指す企業に対しての支援や、地域の投資家に対しての投資機会の提供など、地域の振興に力を入れた取り組みに励んでいることを知りました。企業が上場するにあたって、事業の拡大、新株による増資だけでなく、認知度や企業価値の上昇というメリットばかり学んでいましたが、上場することによって、外部からの指摘や買収のリスクが伴ったり、上場する過程で長い年月を要してしまう、コストがかかってしまったりなど、多くのデメリットも抱えていることを学びました。
 福岡証券取引所は、上場を目指すベンチャー企業がスムーズに監査契約を結べるように、知識の習得と企業力を高めるためのサポートとして「九州IPO挑戦隊」というプロジェクトを実施し、企業に訪問しています。私自身就職活動をする上で、地域経済の振興や発展に貢献できるような企業に就職したいと考えていました。今回のゼミを受講して、地域の企業全体の発展を促進していける、サポートしていけるようなアプローチの仕方もあるということを学びました。今後、就職活動をするにあたってとても良い機会となりました。

坂本美咲さん(経営学部3年生 宮永ゼミ)
 私は九州で生まれ育ち、それ故に愛着もあり、いつまでもこの故郷を大切にしたいと思っています。福岡証券取引所は、そう考える私と似ている部分があるように感じました。
「九州IPO挑戦隊」は、地域の企業を積極的にサポートし、上場企業を生み出すという福岡証券取引所の取り組みです。この取り組みのように、地域に重きを置く姿勢が私の眼には魅力的に映りました。
 また、既に学部の科目で学んだことも教えて頂きましたが、実際の現場で、その場の空気に触れながら学ばせて頂いた時間が非常に有意義なものでした。
 福岡証券取引所に訪問させて頂き、多くの九州の企業の魅力を発見しました。これを前向きなきっかけにしたいと思います。

山口恵里佳さん(経営学部3年 宮永ゼミ)
 今回は実際に金融活動を行っている現場の方々のお話を直接聴くことができ、とても勉強になりました。今まで証券に関する仕事に対してほとんど知らないことばかりだったので、自分にとって新鮮な内容ばかりでした。投資家と株式会社の仲介役となり資金を融通するだけでなく、福岡証券取引所内での取り組み「九州IPO挑戦隊」プロジェクトなどによって、地域の新興企業の成長をサポートすることにも重点を置いている部分が印象的でした。また、上場会社の一覧を見ていく中で、まだ自分の知らない魅力のある企業が多くあることに気づきました。このことをきっかけに、来年の就職活動に向けてこれから様々な企業について触れていきたいと思います。

 

4.宮永雅行先生の研究視察総括

 今回の視察は、日米ともに株価水準が上昇しつつある証券市場において、その中心的な存在である証券取引所の機能を学習するとともに、最近再び盛り上がりつつある企業の新規公開(IPO:Initial Public Offering)に向けた取引所の取り組み努力および抱える課題などについて学ぶ事を目的として実施いたしました。当大学の視察は今回が2回目となります。
 福岡証券取引所(以下、福証という)は福岡市の中心である天神交差点から歩いてすぐの位置にありました。建物は一般的なオフィスビルであり、パソコンルームや電子掲示板が象徴的に配置された東京証券取引所とは異なり普通の企業といったイメージでした。
 視察内容としては、まずVTRで、売買価格の決定メカニズム、株式会社組織の機能などを学び、更に直接金融による資金調達に踏み切り株式会社化していく展開をドラマ仕立てで見せていただきました。大変わかりやすい内容でしたので学生も十分に理解できたと思います。次に資料にもとづき資金調達の手段、全国の証券取引所の概要、株式売買の流れ、有価証券の上場と管理、上場審査基準などの説明を受けたあと、IPOに関する福証の取り組みについても言及がありました。
 福証では「九州IPO挑戦隊」というチームを組織し、地域の株式公開希望会社のサポートを続けているとのことです。福証における新興企業向けの市場はQ-Boardといわれていますが、公開希望会社にはQ-Boardへの上場を最終目的とするのではなく、東証上場や世界での活躍を視野にいれた成長戦略をもってアドバイスしているとのことでした。またアジアの企業が日本で上場する外国株式の上場制度にも力をいれるなどグローバルな展開も図ろうとしています。日頃、企業の上場について学ぶことの少ない経営学部の学生たちですが、こうした取引所の取り組みは新鮮な知識としてしっかりと吸収されたと思います。
 質疑応答では古川大樹君(経営学部2年、柚原ゼミ)と坂本美咲さん(経営学部3年、宮永ゼミ)が、しっかりとした口調で質問をしてくれました。特に古川君は複数回の質問および予定時間をいっぱいに使った活気ある質疑応答となりました。最後に全員が起立し、岩下佳澄さん(経営学部3年、出山ゼミ)がお礼の言葉を述べて今回の視察が終了しました。
 最後になりましたが、今回の福証見学には久恒参与様や宮崎総務部長様をはじめ多くのスタッフの皆様が関わっていただきました。またそれぞれが会場に顔を出していただくなど最後まで暖かい心遣いで接していただきました。このような友好的なムードで研究視察を実施できたことを大変ありがたく思っております。またこうした機会が実現できることを心から願っております。本当にありがとうございました。

以上

 
(編集 経営学部/出山実)

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