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【文科省事業】都城商業高校にて第2回対話型授業を開催しました

9月18日(木)、文部科学省委託事業の一環として、前回に引き続き都城商業高校商業科の3年生38名を対象にフューチャーセッション形式の対話型授業を実施しました。今回のセッションは、「超高齢化社会の未来を支える若者像を考えよう」をテーマに設定し、対話プロセスの中で「相手の立場に立つこと」「相手の気持ちを理解すること」を重視したプログラムを立てました。本学からは、文科省委託事業のプロジェクトメンバーである今出敏彦准教授、田中素子准教授、山田恭子講師、出山実講師、深水洋先生、都城商業高校からはクラス担当である中元和博先生、久保良太郎先生が参加しました。

 

1.対話型授業の流れ

今回の対話型授業は、高校の5限と6限にあたる100分間で実施しました。対話型授業の流れは次のとおりです。

&#9312.イントロダクション(20分)

イントロダクションでは、セッションの方法、前回のアイディアの復習、高齢化社会の現状と課題について参加者全員で共有しました。

写真1

 

&#9313.ワールドカフェ(7分×3回:25分)

ワールドカフェでは、若者本人、高齢者、高齢者の家族、地域の人の立場になって、次の3つのテーマについて対話をしました。

テーマ1

超高齢化社会を支える若者とは(どんな特徴、性格、考え方)?それぞれの視点から考えてください。

テーマ2

超高齢化社会を支える若者とは(どんな能力、態度、行動)?それぞれの視点から考えてください。

テーマ3

超高齢化社会を支える若者とは(何を言っている、興味がある)?それぞれの視点から考えてください。

写真2
写真3

 

&#9314.クイックプロトタイピング(30分)

クイックプロトタイピングでは、ワールドカフェで生み出されたアイディアを使って、「共感図法」を行いました。共感図法では、「2020年の若者像のロールモデル」を作ることを課題にしました。

写真4
写真5

 

&#9315.プレゼンテーション(20分)

各グループに作成した2020年の若者の特徴を報告してもらい、アイディアを参加者全員で共有しました。

写真6
写真7

 

&#9316.サークル

振り返りの時間として、教員からのコメント、またグループごとに本日の気づいた点、感動した点、明日から実行した点などを共有してもらいました。

写真8

 

2.参加した生徒からの感想

  • 話合いを通じて相手の意見を聞くことが、自分の考える幅を広げてくれてよかったと思います。他のグループのことも発表で知ることができ、一人ひとりが色々な意見を持っているということが分かりました。たくさん面白いアイディアや想像もしなかったことがアイディアとしてあり、楽しかったです。今回のフューチャーセッションで高齢者に対する考え方が少し変わり、高齢者に目を向けられるようになりました。
  • 前回の7月と今回の9月のセッションで成長したなと思うことは、皆の意見をよく聴いて、物事を考えるようになったことだと思います。たくさんのいろんな視点から意見を聞くことができることが楽しかったです。色々な意見を聞いて、「少し固く考えすぎているなぁ」とか、「あのアイディアって面白いなぁ」とかたくさん考えることのできる良い機会になりました。
  • 7月と今回の2回のセッションを通じて、高齢化社会についての関心が高まったと思います。色々な視点から色々な考えを出すことでたくさんの意見がでて、それをグループのみんなと1つにまとめていくことがとても楽しかったです。セッションをやる前は高齢化社会や私たちの未来について、真剣に考えたことがほとんどなかったので、このような時間を使ってできたことはとても良い経験になりました。前回や今回の結果で、これからの高齢者のために行動することができたらいいなと思います。
  • 2時間の授業の中で、1人だったら絶対にできないようなことをグループで協力して、たくさんの意見を出し合って、最終的に新聞や若者像を考えるところまでできてすごく楽しかったです。いろんな視点から意見を考えることができどんどんイメージが膨らんでいきました。1回目も2回目もあっという間に時間が過ぎて、とても有意義な時間になりました。
  • 今回のセッションも、グループで意見を言い合い、考え方を共有することができました。とても楽しかったです。相手の意見を肯定することでどんどん話が広がっていきました。人の良いところを共有することができるので、自分にとっても考え方が変わっていき、良い成長ができたと思います。

 

3.対話型授業の成果について

今回の目的の1つであった相手の立場に立つことを求めたワールドカフェは、実際に高齢者に触れる機会が少ない高校生にはやや難しそうでした。しかし、2回目のセッションということもあって、高校生らしい多くのアイディアを出してくれました。共感図法にて生まれてきた若者像は、「春のような温かい心と笑顔がある人」「地域の孫」「介護されたい男NO1」など魅力のある8つの若者が描けていました。8つの若者像からは、「自分優先」ではなく「高齢者優先」、何かをしてあげるのではなく「対等な人間関係」を築く、適度なおせっかいも大事、などのキーワードが抽出されました。2020年に求められる人材は、誰もがそれぞれの個性を持ちながらも、何か共通する部分(魅力)を持つ若者像なのかもしれません。参加してくれた生徒たちが、将来このセッションで得たものから、高齢者を支える若者になっていくことを期待します。

前回、今回と高校でのフューチャーセッションを実施しました。アンケートでは、1回目よりも「今回の方が多くのアイディアが出せた」「皆の意見をよく聞いて、物事を考えるようになった」「他のアイディアを組み合わせることができるようになった」との意見がありました。この点を踏まえると、教育でフューチャーセッション形式を組み入れていくときは、この繰り返し行うという「継続性」が大事だと考えられます。次回は、シンポジウム形式で、高齢社会を考えるシンポジウムを開催します。こちらは、公開講座となりますので、「フューチャーセッション型の課題解決」や「高齢化社会の未来」に興味がある人は参加してください。詳細は後日発表します。

 

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